ワーホリに必要な費用はいくら?お金を借りるにはどんな方法がある?

ワーホリに必要な費用はいくら?ワーキングホリデーでお金を借りる方法が

 

最近は「海外で語学を学びたい」とか「一度海外にでて生活をしてみたい」というような、思いを実現できるのが留学です。留学を希望するのは学生だけでなく、社会人でも留学すること方が増えています。

 

しかし、留学は長期間になるので、費用そのものが遊び出かける海外旅行とちがってかなりのお金が必要になります。就労が許されているワーホリ(ワーキングホリデー)を利用すれば、現地での滞在費も抑えることも出来るので、用意する資金も少なく抑えることが出来ます。

 

そこで、今回は足りない費用をどうすればよいかを紹介しますので、参考にして下さい。

 

 

≪目次≫

  1. ワーホリと留学は別物
  2. ワーホリの費用はどれくらい必要?
  3. ワーホリの費用をどう工面する?
  4. まとめ

 

 

ワーホリと留学は別物

ワーホリとは、正式には「ワーキングホリデー」と呼びます。

 

ワーキングホリデー制度を結ぶ国同士が地域間の取り決め等に基づいて、自国や地域の文化などの一般的な生活様式を理解するために長期滞在が可能なビザの事です。

 

ワーキングホリデー制度は、1980年のオーストラリアから始まり、現在ワーキングホリデー制度を結んでいる国は19カ国あます。国ごとにワーキングホリデー制度は異なりますが、基本的には18歳〜30歳以下の方ならワーキングホリデーを利用する事が可能で、海外で1年間生活をする事ができます。

 

観光や就学、就労などが許可されているビザなので、国内を自由に移動する事ができます。国によって滞在期間は違いますが、学校に通う事もできますし、フルタイムで働く事も可能な自由度の高いビザです。

 

ただし、ワーキングホリデーは1つの国に対して1度しか使用する事ができないという面もあります。

 

留学とは海外の学校に通う事をいい、ビザの種類で言えば「学生ビザ」か「観光ビザ」を使った渡航になります。よく聞く言葉に「短期留学」がありますが、留学とは語学学校や専門学校など「国が認めている学校に通う事」をいい、学校に通う期間が短いものが「短期留学」といいます。

 

学生ビザは海外の学校で勉強する事を目的としているビザなので、語学学校に通っている間は、海外で生活をする事ができるビザです。学生ビザは年齢制限がなく、希望すれば何歳でも申請する事ができます。

 

国によって違いがありますが、基本的に「勉強する事」を目的としているので、「就労」は許されていないので、学生ビザで渡航した場合は、ワーホリのように生活費を稼ぐ事は出来ません

 

ワーホリの費用はどれくらい必要?

ワーキングホリデーとしてビザを申請する時は、滞在資金として最低でも100万円以上用意しておくことが多いようです。しかし、有意義な1年にするためには、資金にはできるだけ余裕を持っておくことをおすすめします。

 

渡航までの準備や航空券代、語学学校の費用のほか、現地到着後にいきなり仕事を得る事は難しいので、当面必要な生活費を準備する必要があります。

 

ですから、渡航するまでに最低でも100万円用意しておけば、仮に半年間働かなくても生活できる最低限の金額になります。

 

たとえば、オセアニアは残高証明を提出する必要はありませんが、ビザを申請する条件として、当面の滞在費用があることというのが条件のひとつになっています。イギリスやカナダ、アイルランドなどの場合は、充分な資金をもっていることを証明する必要があるので、申請前にお金を用意しておく必要があります。

 

ちなみに、オーストラリア、ニュージーランド、カナダのワーホリ体験者の話では1ヵ月間で平均9万~13万円の生活費が必要で、半年間働かずに生活できる金額は80万円、1年間では160万円程度用意できれば生活には困らないようです。

 

「今考えても仕方なのでとにかく向こうへ行ってから考えよう」という人も少なくありませんが、すぐに仕事が見つかるとは限りません。現地での生活のリズムが身に付くまでの滞在費は、余裕をもって用意しておくことをおすすめします。

 

ワーホリの費用をどう工面する?

教育ローンは金利が低いことが魅力ですが、使用目的が限定されている目的ローンで、国内の高校や大学などに通う人のためのローンなので、ワーホリには利用できません。

 

そうなると銀行の教育ローンなどを利用したいと思いますが、それにも融資条件があり、基本的に教育ローンは学校へ通うにあたっての学費を使用目的にしているので、ワーキングホリデーは対象外になります。

 

そこで、ワーキングホリデーの費用を準備するということであれば、一般金融機関でおこなっているフリーローンなどを利用するのもひとつの選択肢です。フリーローンは多目的ローンとも呼ばれ、使用目的が限定されないローンです。

 

使用目的が自由なので、教育ローンよりも高めの金利設定になっていることが多く、フリーローンは教育ローンのように返済の据え置き期間がないため、ワーホリ中も返済をする必要があります。また、ワーキングホリデーに行くという事は、今の勤務先を辞めて行くことになるので、無収入扱いになり、金融機関も融資はしてくれません。

 

その場合、家族名義でローンを組んでもらうか、保証人を立てるなどのことが必要になりますし、ワーホリ中の返済をどうするかなど、家族とよく話し合った上で、どこの金融機関へ申し込むか、どのようなローンを利用するかを決める必要があります。

 

まとめ

ある程度の資金がなぜ必要なのか、ワーホリの経験者が挙げる理由として、資金がないと現地で働くことが中心となってしまい、せっかくの1年間を有効に活用できなかったという点を挙げています。

 

ワーホリのメリットは働けるというところにありますが、外国人として滞在する事になるので、簡単に仕事が見つからない場合や、時給も日本より安く、そのため仕事に明け暮れて、1年が終わってしまったという事もあるようです。

 

特に目的をもって挑戦する方は、出発予定日を遅らせたとしても、充分な資金を確保してから出発する事をおすすめします。


×