事業資金を借りる方法とは?個人事業主におすすめの借入方法
個人事業主が事業を続けている中で、「急にお金が必要になり、2,3日中にはお金を用意しなければならない」という時があります。ある時は思い通りの資金回収が出来なかったり、支払いに回せるお金が足りなくなったりする事があります。
そんな時、どこかでお金を用意するかを考えなければなりませんが、個人事業主が融資を受けるのは案外難しく、借入できる所を選ぶ必要があります。
個人事業主がお金を借りる方法を紹介しますので、参考にして下さい。
≪目次≫
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どこでお金が借りられるか
個人事業主がお金を借りたい時、よく知られているのが、
- 公的機関の日本政策金融公庫
- 銀行のビジネスローン
- 消費者金融のビジネスローン
- 信用金庫
- 農協協同組合
- 労働金庫
など様々な金融機関へ申込むことが出来ます。
ただし、2,3日中にお金を用意しなければならないという緊急を要する場合は、消費者金融のカードローンやビジネスローンを利用する方法がおすすめです。
人気があるのは消費者金融
消費者金融のローンには、意外と個人事業主の多くの方が利用している人気のローンがあります。
貸金業協会のとった「資金需要者及び貸金業者向けアンケート調査結果報告書」では、借入経験がある個人事業者の45%が、新たな借入先として「貸金業者」を選んでいるという結果が出ています。
また、貸金業協会の別のアンケート調査では、借入経験がある事業者の76.0%が、借入先候補に「貸金業者」を挙げていたことも明らかになりました。借入先を消費者金融とした事業者は、銀行などの預金取扱金融機関の70%を上回り、借入先候補のトップになっています。
消費者金融のメリット
個人事業主が消費者金融を借入先にするのは「審査が早い」事や、一般ローンと違って「低金利で借りられる」「手続きが簡単」という事を求めているからです。
少しでも早くお金を準備したい個人事業主にとって、消費者金融なら手軽に申込める事や、早ければ申込をしたその日に借りられる「即日融資」が可能な事な事が人気のある理由です。
また、ビジネスローンは総量規制の対象外になるので、融資限度額が年収の3分の1位以内という制限がありません。ですから「収入が少ないから」といって、心配する必要はなく、返済能力さえしっかりしていれば、年収に関係なくお金が借りられるのが、ビジネスローンのメリットでもあります。
金利より融資までの時間がポイント
お金の管理にシビアな個人事業主にとって、融資を受けるならできるだけ低金利で借りたいと思う方も少なくありませんが、なぜ低金利で借りられる銀行のビジネスローンよりも、消費者金融のビジネスローンが人気なのは何故でしょう?
確かに、銀行で融資を受けると低い金利で融資を受けられますが「審査に時間がかかる」というデメリットがあります。
銀行の審査は低金利で貸し出すため、申込者の返済能力を慎重に確かめてから融資するので、審査に時間がかかりがちな個人事業主の場合は、銀行から融資を受けるまでにある程度の時間が必要になります。
そこで「今すぐ必要」と言う場合、時間的に間に合わないので、多少金利が高くてもスピード審査の方を選ぶようです。
手軽に申し込みが出来る消費者金融
消費者金融で事業資金を借りるもう一つのメリットは「申込時の書類が少なく、申込までの準備に時間や手間がかからない」という事です。
消費者金融のキャッシングは銀行へ申込む時と比較すると、必要書類がとても少なく、基本的には50万円以下の借入希望額の時や、他社の借入残高と借入希望額の合計が100万円以下の場合は、本人確認書類(運転免許証や健康保険証、パスポートなど)を用意すればお金が借りられます。
ただ、ビジネスローンを借りる場合は、一般的に借入希望額は50万円以上になるので収入証明書類が必要ですし、金融業者によっては、事業実績を証明する書類を求められることもありますが、それでも銀行で融資を受ける事を考えれば少ない書類の提出だけで申込が出来ます。
また、担保や連帯保証人を用意する必要がないので、人に頭を下げて保証人になってもらう事もありません。
このように、消費者金融の個人事業主向けのローンは、必要な書類が少なく、揃えやすい書類ばかりなので、準備に時間をかけなくても済みます。
申込から審査・融資まで最短即日融資も可能
消費者金融ビジネスローンは、審査結果が解るまでの時間が短時間で終わるの
申込方法は、インターネットからの申込が可能なので、わざわざ店舗まで足を運ぶ必要がありません。提出書類もパソコンやスマホから送れるので、隙間時間を見つけて申し込み事が出来ます。
銀行の場合も、インターネット対応が増えていますが、本審査の回答や融資までの書類のやり取りが郵送になる事も多いので利用できるようになるまで時間がかかります。審査や融資スピードは各行によって違いますが、融資までの時間がかかる可能性は高いので即日融資はほとんど期待できません。
事業資金以外にも利用できるビジネスローンがおすすめ
大手消費者金融の場合、利用目的は「自由」となっているのがほとんどです。ですから、事業目的で借りたとしても、生活費が不足した時でも補てんに回す事も可能ですが、総量規制の融資制限があるので、多くの借り入れは出来ません。
消費者金融のビジネスローンは、一般のカードローンに比べて必要書類が増えますが、ビジネスローンは総量規制の「例外」にあたり、審査に通れば年収の3分の1を超えても融資が受けられるので、収入を気にする事なく申込が出来ます。
ビジネスローンの中には、資金の使い道は自由というビジネスローンもあるので、運転資金だけでなく、日常生活においても利用できるビジネスローンもあるので、銀行のビジネスローンと比較しても資金使途は大きく広がります。
まとめ
消費者金融のカードローンは金利が少し高いので、長い目で見れば日本政策金融公庫や銀行で借りる事をおすすめします。ただ、公的機関や銀行は申込から融資までに時間がかかるので、消費者金融のビジネスローンはその間のつなぎとしての役目は十分に果たせるはずです。
ビジネスローンは、使わなければ利息も発生しませんし、会費も不要です。事業用以外にも、急にお金が必要になった時はカードが1枚あれば慌てる事無く対処できます。
事業を円滑に進めるためにもビジネスローンの利用を考えてみてはどうでしょうか?