かんぽ生命の 契約者貸付制度でお金を借りる方法を解説
「カードローンでお金を借りるには気が引ける」とか「銀行口座の現金をかき集めてもまったく追いつかない.」という場合、積み立て型の生命保険に加入していれば、生命保険の契約者貸付制度で、お金を貸してもらう事が可能で、かんぽ生命も契約者貸付制度が利用できる商品があります。
契約者貸付制度とはどういった制度なのか、かんぽ生命の借り入れ方法や返済方法を紹介しますので、参考にして下さい。
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当サイトおすすめ順 | 年利 | 限度額 | 公式 | |
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≪目次≫
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契約者貸付制度とは
契約者貸付制度は、契約している生命保険の解約返戻金を担保にして、生命保険会社からお金を借りる制度の事です。
借り入れ出来る金額は生命保険会社や保険の種類によって違いがありますが、解約返戻金額の70~90%の範囲内まで借りられるのが一般的です。契約者貸付制度を申し込めるのは契約者本人になります。
手続きには所定の書類の提出が必要ですし、お金を借りる事になるので、借りたお金を返すだけでなく、利息も含めて支払う事になります。
かんぽ生命契約制度の貸付期間と利率はどれくらい?
かんぽ生命の契約者貸付制度における貸付期間は1年間で、貸付を受けた日の翌日から1年を経過する日までの期間になります。
貸付期間の終了後、1年が経過するまでの間に貸付金が返済できなかった場合は、受け取る保険金等が減額されてしまうことがあるので、注意が必要です。
契約者貸付の利率は、貸付期間内なら2.25%、貸付期間経過後は2.300625%の利率となります。特定の保険(介護保険金付終身保険・学資保険など)に加入しており、所定の条件に該当する場合には貸付特則に基づく利率が適用されます。
かんぽ生命の契約者貸付を利用するには
かんぽ生命の契約者貸付制度は、最寄りの郵便局で手続きをしますが、簡易郵便局ではかんぽ生命の窓口がないことが多いので、出来るだけ大きい郵便局に行く事をおすすめします。
申し込みに必要な書類は
- 保険証書(保険証券)
- 契約時に使用した印鑑
- 契約者貸付を受けようとする保険契約者本人であることを証明するための書類(運転免許証、個人番号カードなど)
※顔写真のない証明書については2種類の提出を求められることがあります。
申し込みは代理人でも可能
通常、契約者貸付制度を利用する時は、契約者本人が申込みをする必要がありますが、委任代理人でも申し込みが出来ます。
その際必要になるのは
- 委任者本人の署名がある委任状
- 委任者された人の印鑑登録証明書または委任者本人を証明できる公的な証明書類の原本(運転免許証、個人番号カードなど)
- 委任代理人本人であることが確認できる書類(運転免許証、個人番号カードなど)
- 委任代理人本人の印鑑
※委任依頼をする時は、本人が手続きを行う場合と同様に、顔写真のない証明書については2種類の提出を求められることがあるので、特殊な事情がある時は、委任する事が可能です。
契約者貸付のメリット・デメリット
かんぽ生命の契約者貸付には、メリットもあればデメリットもあります。
契約者貸付のメリットとして、金利設定が比較的低く設定されている点です。
多くの場合、保険の契約条件や保障内容等を変更せずに貸付をしてもらえるため、銀行カードローンや消費者金融機関で借り入れをした場合、低くても10.0%台の金利になりますが、かんぽ生命の契約者貸付では2.25%~2.3%という低金利で借りらえっるので生活への負担や影響を少なくすることが出来ます。
また契約者貸付は、自分が積み立ててきた保険料の一部を借りるため、借入をする際に複雑な審査を受ける必要はなく、お金を借りた記録は信用情報にも残らない点もメリットと言えます。
デメリットと言えるのは、返済期限が1年間と非常に短く設定されているので、高額を借り入れると、返済が厳しくなってしまいます。借り入期間の延長も可能ですが、審査を受けることになるので、かならず返済期限を延長できるとは限りません。
契約者貸付制度で借りたお金の返済をせずに放置したままにしていると、利息が膨らんでしまいます。利息が膨らんだことで借り入額が解約返戻金を超えた時点で保険は強制解約となります。
契約者貸付制度の金利は低いので、こういう事態になる事はほとんどありませんが、解約返戻金の90%近くまで借り入れた時は注意が必要です。
かんぽ生命の契約貸付の借り入れ方法・返済方法
契約者貸付の申し込み方法は、保険証書や契約時に使用した印鑑、本人確認書類を持参して、最寄りの郵便局(簡易郵便局はのぞく)の窓口へ行き、請求します。
請求手続きが完了すれば、かんぽ生命の審査を経て郵便局の窓口や銀行口座へ振り込まれます。
返済は同じく、郵便局の窓口から行いますが、かんぽコールセンターへ電話を入れて、窓口以外の返済方法を教えてもうことも可能です。
貸付金の返済方法は、一括返済や一部返済、利息のみ返済から選ぶことができます。貸付元金を増やさないようにするために、一時的に利息のみ返済をし、まとめて支払える時に一括返済をするなどという方法もとることができます。
まとめ
かんぽ生命の契約者貸付は低金利で利用できるので、カードローンなどを利用するより、はるかにメリットがあります。
ただ、返済が出来なくなったりすると、契約を解除されたりすることもあるので、しっかりとした返済計画を立てて活用することをおすすめします。