家を買うためにお金を借りる、賢いマイホームローンの選び方

お金を借りて家を買う!賢いマイホームローンの選び方

 

マンションであれ戸建て住宅であれ、マイホームを購入するときは、ほとんどの人が住宅ローンを利用します。住宅ローンは一度契約すると、何十年も返済を続けていくことになるので、お金を借りる時はどこで借りるかが重要になります。

 

今回は住宅ローンを借りる前に知っておく知識や賢く借りるための方法を紹介します。

 

 

≪目次≫

  1. 住宅を建てる時に確認しておきたい事
  2. 住宅情報などから相場を知る
  3. 建設や家のタイプが決まればシミュレーションしてみる
  4. 住宅ローンの選び方
  5. 住宅ローンのタイプは大きく分けて2種類
  6. 申し込みから融資までの流れ
  7. まとめ

 

 

住宅を建てる時に確認しておきたい事

マイホームを購入しようと思った時は、住宅ローンを借りるのが一般的ですが、ローンを組もうと思っていきなり銀行に行ってもお金を借りることは出来ません。

 

住宅ローンを申し込む前にやっておいた方がよい事もありますし、住宅ローンをどこで借りるかを前もって検討する必要もあります。

 

住宅情報などから相場を知る

住宅のタイプには「建売住宅」や「注文住宅」「マンション」などがあります。それぞれに新築と中古物件があり、新築の場合はハウスメーカーや工務店、不動産業者などが扱っています。

 

住宅を購入しようと決めた時は、まず物件がいくらで手に入るのかという、相場を知る必要があります。情報収集の方法は、不動産会社のチラシやハウスメーカーなどのホームページ、住宅情報誌、新聞の折り込みチラシ、住宅展示場、不動産検索サイトなどから情報を得る事が出来ます。

 

手短なところで不動産検索サイトを検索すれば。地域や住宅の種類(一戸建て・マンション)や予算などの条件で入力すると、それに合った物件が出てきます。検索する時は1か所だけで検索するのではなく、最低でも2~3か所検索すれば、同じ条件でも価格帯の違いがある事に気が付くはずです。

 

建設や家のタイプが決まればシミュレーションしてみる

家と土地の予算が決まれば、土地建物の購入費以外に、自己資金として手付金や工事着手金、登記費用、司法書士への報酬、固定資産税などの税金、引っ越し費用、家具の新調代など、意外に多くの現金が必要となりますので、それら含めた総額でどのくらいかかるのかをチェックする必要があります。

 

総額がわかれば、銀行へ相談すればなどから借入可能額や毎月の返済額、返済期間などもすぐに計算してくれますが、総額がわかれば自分でシミュレーションしてみるのも人等の方法です。
なぜなら、住宅ローンは銀行だけでなく、信用金庫などを含めて、申込先は数多くあります。

 

少しでも有利に話を進めるためにもシミュレーションできる方は、金融機関のいいなりになるのではなく自分で確かめておく事が大切です。

 

住宅ローンの選び方

住宅ローンを借りた時は、借りたお金に利息を付けて返済する事になります。金利が高いと返済総額が増えるので、住宅ローンの申し込み先を決める時は、金利を比較する事が最優先になります。

 

ただし住宅ローンの場合は「変動金利」と「固定金利」という2種類の金利タイプがあり、基本的に「変動金利」は金利が6ヶ月ごとに変わり、「固定金利」の場合は返済期間中に金利が変動することはありません。

 

一般的には、変動金利の方が低めの設定になっていて、固定金利の場合は返済期間が長くなるほど金利が高くなります。

 

最近では返済期間が全期間、一定の固定金利タイプや、数年間だけ固定金利のもの(固定金利期間選択型)など、色々なパターンがあるので、自分の環境ではどのタイプが有利なのかも併せてシュミレーションしてみる事をおすすめします。

 

住宅ローンのタイプは大きく分けて2種類

住宅ローンには、大きく分けて

  1. 民間ローン
  2. 公的ローン

の2種類があります。

 

民間ローン

銀行などで申し込みが出来る住宅ローンで、銀行だけでなく信用金庫などの民間金融機関が行っている住宅ローンで、金利タイプも変動金利型、固定金利型、固定金利期間選択型など多彩な商品を提供しています。

 

ノンバンクローン

クレジット会社、ハウスメーカー、不動産会社と提携しているクレジット会社の住宅ローンもあります。
一般的に長期固定金利型ローンで、契約を予定しているハウスメーカーや不動産会社がこのようなローンを行っている場合は、融資がスムーズに進みますし、中には融資条件が良い場合もあるので、一度相談してみるのがよいかもしれません。

 

フラット35

住宅金融支援機構と金融機関が提携して行っている代表的な住宅ローンで、全期間において固定(フラット)金利となっており、最長50年という長期ローンが組めるのが特徴です。

 

フラット35は多くの金融機関が取り扱っており、金融機関によって少しずつ金利や手数料が違ってきますし、購入物件の大きさやグレードに厳しい基準が設けられているので、フラット35が利用できる物件かどうかの確認が必要です。

 

公的ローン

勤務先で財形貯蓄を1年以上続けており、なおかつ貯蓄残高が50万円以上ある人が利用できるローンで、ちなみに財形貯蓄額の10倍まで、最高4000万円までを低金利で借入れすることが出来ます。

 

住宅ローンを賢く選ぶには、いくら借りる必要があるかが決まれば、毎月の返済額に無理がないか、シュミレーションして見る事が大切になります。金融機関の金利も毎月変わるので、借りる直前に最も有利と思う金融機関のローンを選ぶようにする事が大切です。

 

申し込みから融資までの流れ

住宅ローンはカードローンのように申し込みをしたらすぐに借りられるというものではなく、申し込みをしてから融資まである程度の期間が必要です。

 

住宅ローンの借り入れは、住宅購入の流れと並行して進みますが。一般的な住宅ローンでは、購入した住宅を担保に融資が実行されるので、売買契約が完了し、住宅ローンを購入する本人名義になってからでないと申し込みができません。

 

ただし、その場合売買契約を結んだものの、残金決済のための融資が受けられない、ということもあるので、住宅ローンでは「事前審査」があります。申し込みの前に、ローンの本審査に通りそうかどうか、あらかじめ簡単な審査を受けて融資が可能かどうかを調べます。

 

事前審査は通常2~3営業日くらいで結果がわかるので、事前審査で本審査を通過できる事が確認できれば売買契約を結び、合わせて住宅ローンの本申し込みをします。

 

万が一本審査が通らなかった時は、契約を白紙解除できる「ローン特約」が盛り込まれているので、契約不履行になっても違約金が発生したり、手付金が帰ってこないという心配はありません。

 

本審査に通れば、いよいよ融資が実行されます。具体的には、金融機関と「金銭消費貸借契約」を結ぶことで融資実行となります。契約内容は事前におおよその事は知らされていますが、具体的に金利などはこの段階で確定しますし、いつに融資が実行になるのかもこの時に決まります。

 

融資実行日には販売会社に対して残金を支払う事になるので、あらかじめ売主と買主、金融機関の日程調整をしておく必要があります。残金の返済が終わると物件を登記し、抵当権が設定されたら、住宅ローンの手続きはすべて完了となります。

 

まとめ

住宅ローンは一生に一度あるかないかの大きな買い物になります。何もしなくても、銀行の担当者や住宅メーカーの担当者にまかせておけば、話は勝手に進みますが、まかせっきりというのはおすすめできません

 

自分で総額どれくらい費用になるのか、毎月どれくらいの返済になるのか、ほかの費用も含めて返済が続けられるのかなどをシミュレーションする必要があります。

 

確かに自分で住宅ローンの内容や金利を比較するという事は面倒と思うかもしれませんが、すべては自分自身に帰ってくることになるので、人にまかせっきりにするのではなく、自分自身で確認する事が重要です。


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