お金を借りる時、戸籍謄本は本人確認書類として使える?

お金を借りる!戸籍謄本は本人確認書類として使える?

カードローンなどの申し込みで必ず必要になる書類があります。必要書類は申込者が本人である事を証明するための本人確認書類で、運転免許証がよくつかわれます。

 

本人確認書類は運転免許証だけでなく、ほかにも本人確認書類として利用できるものがあります。今回は、戸籍謄本は必要な書類として認められるのかという事を紹介します。

 

 

≪目次≫

  1. 申し込みで必ず用意しなければならない書類
  2. 単独で利用できる本人確認書類と追加資料が必要な本人確認書類
  3. 本人確認書類と現住所が違う時はどうする?
  4. まとめ

 

 

申し込みで必ず用意しなければならない書類

カードローンを申し込む時は、必ず用意しなければならない書類があるので、事前に用意しておけば、審査がスムーズに流れます。消費者金融や銀行へカードローンの申し込みをする時、審査で必ず提出を求められるのが本人確認書類です。

 

本人確認書類が必要な理由は、犯罪収益移転防止法で申し込み者が本人である事を確認する法律が出来たことから、顔写真付きの書類が基本で、顔写真がない場合は追加資料が求められる事になっています。

 

単独で利用できる本人確認書類と追加資料が必要な本人確認書類

本人確認書類は運転免許証や運転経歴証明書、パスポート、健康保険証。住民基本台帳カード、外国籍の方は在留カード、や外国人登録証明書、特別永住証明書などが本人確認書類になります。

 

なかでも運転免許証や運転経歴証明書、パスポートは公的な身分証明書類ですし、写真が載せてあることからこのいずれかを用意するのがベストです。

 

最近は顔写真付きの本人確認書類でない場合は、いずれかひとつだけでなく、カードローン会社側から指定された書類を2種類以上の提出が必要になっています。

 

単独で利用できる本人確認書類 追加資料が必要な本人確認書類
  • 運転免許証
  • 運転経歴証明書
  • パスポート
  • 個人番号カード(住基カード・マイナンバーカード)
  • 在留カード、特別永住者証明書
  • 身体障害者手帳のような官公庁が交付した顔写真付きの福祉手帳
  • 官公庁が発行、発給した顔写真付きの書類
  • 各種健康保険証
  • 各種年金手帳
  • 母子健康手帳のように顔写真がない福祉手帳
  • 印鑑登録証明書
  • 住民票の写しと住民票の記載事項証明書
  • 戸籍の付票の写しが添付されている戸籍謄本(妙本)
  • 官公庁が発行、発給した書類

 

単独で利用できる本人確認書類と追加資料が必要な本人確認書類を見比べると、単独で利用できる場合は顔写真付きとなっています。

 

顔写真のない本人確認書が単独で通用しないのは、先ほど話に出てきた犯罪収益移転防止法が大きく関係していて、犯罪収益移転防止法が改正された際、顔写真付きでない本人確認書は単独での使用が認められなくなったからです。

 

ですから、戸籍謄本は健康保険証の場合は健康保険証+戸籍謄本というように追加資料として利用する事は可能です。

 

 

大手消費者金融が顔写真付き以外の書類を本人確認書類として認めているのは

プロミス 健康保険証+住民票

(店頭申し込みの場合)

アコム 健康保険証+住民票、公共料金領収書、納税証明書
SMBCモビット 健康保険証またはパスポート

 

アイフルの場合は少し複雑で

A群 健康保険証、年金手帳、母子健康手帳など
B群 戸籍謄本(抄本)、住民票、住民票記載事項証明書など

を組み合わせる事で本人確認書類として利用できます。

 

たとえば、A群から2点(健康保険証+年金手帳)A群から1点B群から1点(健康保険証+住民票)というように組み合わせる事で利用できるようになっています。アイフルの場合も戸籍謄本は単独では利用できず、健康保険証+戸籍謄本というように、追加資料としてなら利用できます。

 

本人確認書類と現住所が違う時はどうする?

転勤などで、引っ越したばかりなので、運転免許証の住所を書き換えていないという場合があります。そうなると現在住んでいるところと免許証に記載されている住所が違う事になるので、現住所を証明するための書類を添付する必要があります。

 

現住所証明する書類としては、公共料金の領収証(電気、ガス、水道、NHKの受信料など)の領収書や住民票、携帯電話の領収書、社会保険料の領収書、住民票の写しまたは住民票の記載事項証明書などを併せて提出しなければなりません。

 

カードローン会社によっては、公共料金の請求書は不可できちんと支払い済みである領収書でないと認めない会社もあります。

 

まとめ

本人確認書類として戸籍謄本でも利用できるのではないかと思っている方もいますが、本人確認書類はあくまでも顔写真が添付されている必要があるので、単独での使用はできません

 

戸籍謄本は正式な書類として信頼度は高いですが、先ほど述べたように、戸籍謄本を利用する場合は、健康保険証などと併せて使用することは可能です。しかし、戸籍謄本には審査で必要な情報以外も含まれるので、戸籍謄本を用意するより、手軽に用意できる住民票をおすすめします。


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