仮想通貨を担保にお金を借りる事は可能?その時のメリットデメリット

仮想通貨を担保にお金を借りる事は可能?メリットデメリットは?

 

最近では仮想通貨も、通貨として知られるようになりました。その勢いは衰えることなく最近では銀行にお金を預けたり、銀行からお金を借りたりするのと同じように、仮想通貨でもそれが出来るようになっています。

 

そこで、今回は仮想通貨を担保にしてお金を借りる方法を紹介します。

 

 

≪目次≫

  1. CoinLoanは仮想通貨でお金が借りられる。
  2. カードを使って現金が引き出せる
  3. P2P融資とは
  4. P2P融資の利便性
  5. P2Pのメリットデメリット
  6. まとめ

 

 

CoinLoanは仮想通貨でお金が借りられる。

仮想通貨を担保にして融資が可能なプラットホームは数少ないですが、「CoinLoan」は、仮想通貨資金を担保に、あらゆる通貨での融資が可能です。

 

従来のカードローンや銀行融資金融商品の場合、申し込み者がどれくらい信用できるか、返済能力に問題がないかなどを検証し、問題がなければ融資可能と判断がされますが、CoinLoanは仮想通貨を担保としているため、そういった検証は必要ありません。

 

また、貸す側は銀行と同じような立場で融資するため、貸す時は決められた範囲内で自分の条件を設定することができます。借り手としては、資産を失うことなく仮想通貨を担保として預けておくことで、法定通貨の融資を手軽に受けることができるシステムとなっています。

 

カードを使って現金が引き出せる

CoinLoanのプラットフォームはApple PayとSamsung Payをサポートしており、支払いカードが発行されるので、支払い端末で商品やサービスに対しての支払いや、買い物に利用することができます。さらに利用者はこのカードで端末から融資を受ける事も可能です。

 

CoinLoanで担保として利用できる仮想通貨は、ビットコインやイーサリアム、ライトコイン、リップル、Dash、そしてMoneroなどです。

 

一方、法定通貨で融資を受ける場合は、JPY(円)、USD(ドル)、GBP(ポンド)、CNY(中国元)、RUB(ルーブル)、CHF(スイスフラン)、PLN(ポーランドズロチ)、CZK(チェココルナ)の法定通貨に換えて借りる事が可能となっています。

 

P2融資とは

P2融資はP2Pレンディングとも呼ばれ、欧米で急拡大しているサービスです。

 

P2Pとは「Peer to Peer」の略称です。Peerとは対等の者という意味で、インターネットを介して1対1で通信するという意味があります。

 

P2Pはお金を貸したい会社とお金を借りたい人をマッチングするソーシャルレンディングと違い、P2Pレンディングのプラットホームで行われるのはマッチングのみで、お金の貸し借りは個人対個人で行われるのが特徴的です。

 

P2P融資の利便性

P2Pは「個人どうして貸し借りを行うもの」という点と、扱う通貨がビットコインなので、その利便性は計り知れないものがあります。 ビットコインは国によって価値が変動する事は無いので、貸し手、借り手共に世界中から自分の希望に合う条件を探すことができます

 

一般的に、個人間でお金の貸し借りをする時は、よほど信用の置ける相手なら口約束でもいいかもしれませんが、本来ならきちっとした借用書を交わすべきですが、P2Pレンディングであればインターネット上で済ませられる、のでそういった手間をかける必要はありません。

 

また、価格変動が激しいビットコインを扱う事になりますが、ほとんどのプラットホームは米ドル建てで行われているため、返済や回収の際にビットコインの価格変動には困らないのも大きなメリットがあります。

 

P2Pのメリット・デメリット

P2Pには多くのメリットがあります。

 

繰り返しになりますが、P2Pのメリットは

貸し手側のメリット
  • 契約に手間がかからない
  • 借り手を見つけやすい
  • 銀行に預けるよりもはるかに高い金利を得られる

 

借り手側のメリット
  • 銀行から借りられなくても、貸し手を見つけやすい
  • お金を借りる時は、銀行のような審査がない

 

銀行が中に入らないだけで双方にメリットのある関係が出来上がります。借り手側の審査はありませんが、借り手としてのランクが存在します。

 

貸し手側が融資するかどうかの判断は、その人の過去の返済に基づいたランクが見られるようになっているので、貸し手側はその情報に基づいてランク付けすることが出来ます。 また、P2Pの特性上サーバーを持たない為、サーバー攻撃による情報漏洩の心配がないというメリットもあります。

 

デメリット

借り手側は融資を受けやすいという反面、比較的高い金利を支払う必要があります。

 

ランクによって変動する場合もありますが、平均的に20%〜23%という少し高めの金利になっていますし、返済に遅滞などがあると当然評価が下がり、ランクに影響してきます。 ランクが下がればさらに金利が高くなり、融資も受けにくくなってしまいます。

 

また、貸し手側にも大きなリスクがあります。P2Pの関係なので、借り手側の返済が滞ったとしても、誰かが催促してくれるわけでもありませんし、助けてくれる事もありません。

 

ですから、貸したものが返ってこないという可能性もありますし、 実際に債務不履行となっているものも少なくありません。

 

仮想通貨は非常に価格変動の激しい通貨です。ビットコインを貸している場合は、そのビットコインを動かすことができません。 ですから、急な価格変動に対応できない状態にあるというデメリットがあります。

 

例えば、もともと100万円だったものが90万円、80万円と下がっていき、今後も下がりそうだから売り抜けたいと思っても手を付けることが出来できずに、下がるの見ているだけという結果になる事もあります。

 

P2P融資の米ドル建ての場合は、当然米ドルがベースですので米ドルの価値がなくならない限りはリスクにはなり得ませんが、Coincheckのレンディングサービスの場合は仮想通貨を貸して、仮想通貨で返ってくるため価格変動の影響をそのまま被ってしまうのです。

 

P2Pを利用するにあたって、メリット・デメリットをよく理解しておく必要があります。

 

まとめ

現在、日本でもビットコインで支払いができる店舗は増えつつあります

 

ビットコインなどの仮想通貨でショッピングが出来るようになると、現金を借りる手間が省け、仮想通貨のみで生活できるという事も夢ではありません

 

 

そうなると現金で融資を受ける必要もありませんし、ビットコインを借りてビットコインでやりくりするというような生活環境になるかもしれません。

 


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