仕事はしていない無職だけどお金を借りる方法はあるの?
カードローンなどの申し込み条件に「安定した収入がある方」となっているので、「自分は仕事をしていないので、お金を借りるのは無理だろうな」とあきらめている人もいますが、無職だからと言って絶対借りられないという訳ではありません。
無職の人でもお金を借りる方法があるので紹介します。
≪目次≫
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無職という定義づけ
無職と言う状態は、定職についていないとか、仕事が出来ない状態にある事を無職と言います。たとえば、リストラなどで失業中とか、アルバイトをしていない学生や専業主婦、年金受給だけで生活している人など、無職といってもさまざまな形態があります。
無職だからお金を借りる事は出来ないと決まっているわけではなく、状況によっては借りられる可能性もあります。一般的に「無職の人はお金を貸してもらえない」と言われますが、無職であっても、条件さえクリアできれば、即日融資でお金を借りる事が出来ます。
失業中にお金を借りる
消費者金融や銀行カードローンは、原則として安定した収入がなければ申込は出来ません。お金を借りる時はカードローンだけでなく、失業中という場合は公的融資制度が利用できます。
失業中の方がお金を借りる方法として、社会福祉協議会が運営している「生活福祉資金貸付制度」ならお金を借りる事が出来ます。貸付限度額は単身世帯で月額約15万円以内、2人以上の場合は月額20万円以内、最長12か月を上限として融資が受けられます。
申込条件は、市町村民税が非課税の低所得者世帯や、他の公的支援、例えば失業保険や生活保護などを受けていなければこの制度が利用できます。
申込方法は、まず市町村役場にある社会福祉協議会に申し込みをして審査を受けます。審査内容は民間の金融機関と違って、返済ができるかというよりは、本当に貸付けする必要がある世帯かどうかが審査のポイントになります。
ですから「お金が借りられればそれでよい」という理由だけで、融資は受けられません。
無職の学生がお金を借りる方法
以前はアルバイトなどしていなくても、学生ローンで借りることが出来ましたが、現在はアルバイトなどで収入がなければ申込できなくなっています。
無職の学生がお金を借りる方法は、普段の買い物などで利用しているクレジットカードの「キャッシング枠」を利用してお金を借りる方法です。
クレジットカードの「家族カード」を利用する方法が一番手短にお金を借りる事が出来ます。
なぜなら、収入のない学生が申し込みをしても審査に通りませんが、家族カードの場合は、クレジットカードの名義者である親が払う事になっているので、無職の学生だからといって、キャッシングの資格有無を問われることはありません。
家族カードがあれば、無職であってもお金は借りられます。
専業主婦がお金を借りる方法
無職の専業主婦がお金を借りる方法は2つあり、
- 消費者金融へ申し込む方法
- 銀行カードローンに申し込む方法
です。
消費者金融へ申込む時は、総量規制の制限から、原則年収がなければ申込できなくなりました。ただし、総量規制の対象外となる「配偶者貸付制度」を取入れている消費者金融なら申込が可能です。
申し込み条件は、配偶者の同意を得る事と、配偶者とあわせた収入の3分の1まで融資してくれる消費者金融もあります。
しかし「配偶者貸付制度」という制度がある事はあるのですが、調査や審査に時間がかかってしまい、採算が取れないという理由から、大手消費者金融はこの申込を中止、または廃止にしています。一部この制度を取り入れている中小消費者金融もあるので、そこなら申込が可能です。
もうひとつの方法は銀行カードローンで融資を受ける方法です。銀行は総量規制の対象外になるので、消費者金融のように年収による制限はありません。ですから、無職であっても審査に通れば、融資をしてもらう事は可能です。
銀行カードローンも、基本的に本人に収入が有ることが条件ですが、一部の銀行カードローンは専業主婦専用の商品が用意されているので、そのカードローンなら融資が受けられます。ただし、その場合は、ご主人に安定した収入があることが前提条件になります。
専業主婦専用のカードローンが申し込めるのは、みずほ銀行カードローンは30万円まで、ソニー銀行カードローンは50万円まで、イオン銀行カードローンは50万円までを限度として申し込みが出来ます。
ソニー銀行なら即日融資が可能ですし、イオン銀行カードローンは口座が有れば即日融資も可能です。
年金生活者がお金を借りる方法
日本人の平均寿命は延びているため、65歳で定年迎えても、その後20~25年は生活をつづけなければなりません。貯蓄など、老後の資金が用意できていれば何の心配ありませんが、皆がそうではありません。
若い時に立てた家のリフォームや、病気になったために入院をしなければならないというような、思ってもいなかった事でお金が必要になりますが、貯えがなければどこかで借りなければなりません。
そんな時は、年金保障制度という融資制度を利用すれば年金を担保にお金が借りられます。年金を担保にしてお金を借りられる制度を「年金担保貸付事業」といい、「独立行政法人 福祉医療機構」と「日本政策金融公庫」でお金が借りられます。
ちなみに、年金を担保にしてお金を貸すことが認められているのは、現在この2つの機関だけでそれ以外で年金担保に貸し出しをしているところは「闇金」などの違法行為なので決して手を出さないようにしてください。
融資限度額は年額の0.8倍以内で、10万円~200万円までの融資が受けられます。利用目的は保健医療や住宅改修、介護福祉、教育などが主な利用目的になりますが、該当する項目がない場合でも「臨時生活資金」という形で上限100万円までなら借りられます。
申込方法は、年金の受け取りにしている金融機関の銀行や信用金庫などに「独立法人福祉医療機構代理店」という表示があれば、その金融機関で申込みが出来ます。
原則、連帯保証人は必要ですが、年金福祉サービス協会というところで信用保証料を払えば、連帯保証人は不要です。返済額については、これまでは1回の年金支給額の3分の1以下の範囲で1万円単位の指定額になります。
また、カードローンの中には「アコム」や「レイク」のように、年金収入も安定した収入とみてもらえるところがあります。ただ、「アコム」は20歳~69歳まで、「レイク」は20歳~70歳となっているので、年齢制限にかからなければカードローンの申込も可能です。
まとめ
すぐにお金を借りたという場合、カードローンなら即日融資も可能ですが、カードローンを利用する時は、どこかに勤めている事を証明しなければなりません。そのためにもアルバイトやパートなどどこでもよいので、籍を置くようにすればカードローンで借りる事は難しくありません。