金利の低いカードローンに借り換えてお得に借りる
借り換えとは、今まで借りていたローンをより低い金利のローンで借りたお金で返済して乗り換えることを指します。金利が低くなるので支払う利息も減り、お得に借りることができます。
借り換えローンとは?
借り換えローンとおまとめローンは、似たような機能を持つローンですが、若干の意味合いの違いがあります。
借り換えとは、「現在借入している業者・銀行よりも条件の良いところから借入して返済に充てる」ことを指します。
- 業者Aから100万円を金利18%で借りている。
- 業者Bから金利14%で契約して100万円を借りる。
- 業者Bから借りた100万円で業者Aに全額返済する。
- 結果的に金利が4%下がって利息負担が減る。
おまとめローンは複数社からの借入金をまとめて金利を下げて、さらに返済日の管理をしやすくするものです。貸金業者には「貸金業法に基づくおまとめローン」を提供しているところがありますが、ここでは「金利は下がる」というのが原則です。
借り換えローンは主に「1社から別の業者へ乗り換えること」で、おまとめローンは「複数を一本化すること」と考えればいいでしょう。
- 業者Aと業者Bから25万円ずつ金利18%で借りていて、業者Cから50万円を金利15%で借りている。
- 業者Aのおまとめローンで、3社の借入を一本化する。
- 業者Aは貸金業法に基づき、金利を12%に下げる。
- 業者Aからの借入金で業者Bと業者Cの75万円を完済する。
- 業者Aに対して返済を実行する。
借り換えでは、消費者金融業者から別の消費者金融業者へというのもあれば、消費者金融業者から銀行へという乗り換えの仕方もあります。
消費者金融から借入をするときには総量規制が適用されるので、年収の3分の1を超えて借入することができませんが、銀行からの借入では総量規制は適用されないので年収の3分の1以上を借りることができます。
銀行には銀行法という法律が適用されるため、貸金業法に規定されている総量規制は関係がありません。ただし、銀行によっては借り換えに消極的なところもあるため、そういったところは申し込みしても審査で否決されることがあります。
消費者金融業者から銀行に借り換えすることのメリットとして、金利が低くなる可能性がある点が挙げられます。消費者金融は審査が素早く、審査基準も銀行よりも柔軟というメリットがありますが、どうしても金利は高めになります。
このため、審査次第ですが消費者金融業者から銀行への借り換えは金利面で有利となることが多くあります。
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金利(実質年率) |
消費者金融 |
アコム |
3.0%~18.0% |
プロミス |
4.5%~17.8% |
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アイフル |
3.0%~18.0% |
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銀行 |
住信SBIネット銀行 |
0.99%~14.79% |
三井住友銀行 |
4.0%~14.5% |
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みずほ銀行 |
2.0%~14.0% |
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オリックス銀行 |
1.7%~17.8% |
金利が低いということは、支払う利息が抑えられるため、総返済額が減る可能性が高くなります。
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実質年率金利 |
返済回数 |
総利息 |
総返済額 |
アコム |
15.0% |
50回 |
35万858円 |
135万858円 |
住信SBIネット銀行 |
7.89% |
50回 |
17万6,593円 |
117万6,593円 |
金利の低いとこに借り換えすると、この事例では総利息が約半分になります。
「消費者金融から借りていると元金がなかなか減らない」「最低返済額を減らして毎月の負担を抑えたい」という理由から借り換えを検討することがあります。注意したいのは、金利が低いからといって、返済回数を多くしてしまうと利息が逆に増えてしまうこともあるという点です。
銀行から借りたときの毎月の最低返済額は消費者金融よりも少ない傾向があるため、つい安心して返済回数が増えてしまうというのは珍しいことではありません。
住信SBIネット銀行は基本的に金利はアコムより低く設定されていますが、返済回数が増えると総利息額が逆に増えてしまいます。毎月の負担を減らすことばかりでなく、最適な回数で返済するように計画しましょう。
借り換えして金利を下げるだけでなく、返済回数を含めて、総支払がどの程度になるのか計算しておきましょう。
借り換えローンを検討するときに注意したいこととして、審査が厳しくなる可能性がある点が挙げられます。2つのカードローンを1つにまとめて借り換えしようとすると利用額が増えますので、その分審査は厳しめになります。
また、一般的にローン商品は「金利が低いものほど、審査は厳しい」という原則があります。金利は貸している側からするとリスクに対応しているものです。貸し倒れリスクの低い申込者には金利は低くしますが、そうでないときには金利は高くなるというのが金融の基本です。
単に「金利が低いからこっちのローンに借り換えしよう」と安易に考えていると、審査で厳しい結果が出ることがあります。
借り換えをすると返済が楽になるとも限りません。希望した金額以下しか借りられないこともありますし、金利が低くなると思っていたら、さほど変わらなかったということもあります。最低返済額が事前の想像よりも高くなってしまうこともあります。
借り換えするからには、条件が良くならないと意味はありません。借り換えの対象にしたいローンを最初に契約したときと、これから借りたいと思っている借り換えローンを申し込むときを比較して、自分の状況が変化していなければ、金融機関からより有利な条件を引き出すのは困難でしょう。
審査しても無駄ということもあり得ます。
カードローン借り換えの基本知識
基本的にリボ払い
カードローンを借り換えする基本的な知識ですが、カードローンは原則として「借入残高に応じて最低返済額を金融機関が定め、それに応じて返済を実行する」という方法で返済していきます。いわゆるリボ払いと呼ばれる方式です。
これはカードローンが持っている「利用限度額の範囲内でいくらでも何度でも借入できる」という機能に対応した返済方式です。借入残高に応じて定められる最低返済額は、借入した金融機関によって異なります。
同じ10万円を借りても、毎月の最低返済額が1万円のところもあれば、2000円のところもあります。そのため、毎月の返済額を軽くしたいのか、それとも返済の負担は増えてもなるべく早く完済したいのかによって申し込みする先が変わってきます。
現在の借入額はいくらで、金利はどの程度なのかを確認して、借り換えした先の金利と最低返済額から考えてどの程度の期間で完済できるのか良く検討しておきましょう。
もし、返済回数を指定して完済の時期を明確にしたいというのであれば、カードローンであなくフリーローンや多目的ローンと呼ばれるものを利用しましょう。
このローンはいったん借りたら、その後は返済するだけのローンです。また、消費者金融業者が提供しているおまとめローンも返済する一方になるローンです。
おまとめローンで借り換えすると、毎月の返済額がいくらになって、それはいつ完済できるのか明確に分かるようになります。そのため、返済しようという意欲にもつながります。
返済額に注意
1.消費者金融
借り換えで注意したいのは、最低返済額です。この額が高いほど毎月の負担は重くなりますが、完済は早くなります。その兼ね合いで考えていく必要があります。
消費者金融のメリットのひとつは、毎月の返済額は「最後に借りたときの借入残高」で決まるという点です。追加で借りない限り、毎月の返済額は変わりません。
アコムで30万円借入したら、追加で借りない限り完済まで毎月1万3000円支払います。そういう意味では、返済計画が立てやすいと言えるでしょう。
2.銀行のカードローン
銀行のカードローンのメリットは消費者金融よりも低金利で借入できる点です。ただ、返済に関しては消費者金融業者よりも注意が必要になります。銀行の最低返済額は、消費者金融よりも低い傾向があり、結果的に総返済額が増えてしまうことがあるからです。
アコムとソニー銀行で100万円を借りて、それを最低返済額だけで返済すると以下のようになります。
金利 | 最低返済額 | 返済回数 | 返済総額 | |
---|---|---|---|---|
アコム | 15.0% | 3万円 | 44回 | 130万1,782円 |
ソニー銀行 | 9.80% | 1万2000円から段階的に減額 | 300回 | 202万9,628円 |
ソニー銀行のほうが圧倒的に金利が低いのにもかかわらず、アコムと比較すると70万円以上も余計に返済するという結果になります。
- 毎月の返済額が軽い。
- 返済が進んで借入残高が減ると毎月の最低返済額が減る。
- 返済の効率が悪い。
- 事前に返済回数が分からない。
主要なカードローンの基本的返済額
カードローンといっても、消費者金融業者から銀行、信販会社のカードのキャッシング枠など様々な借り方があります。全国から申し込みすることのできる主要なカードローンの金利と最低返済額、総返済額などを比較しておきましょう。
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適用上限金利 |
返済額 |
返済回数 |
支払総額 |
アコム |
15% |
3万円 |
43回 |
128万580円 |
アイフル |
15% |
2万6,000円 |
52回 |
134万8,005円 |
SMBCモビット |
15% |
2万6,000円 |
53回 |
137万1,784円 |
プロミス |
15% |
2万6000円 |
52回 |
134万8,005円 |
三井住友銀行 |
14.5% |
1万5,000円 |
334回 |
267万807円 |
三菱UFJ銀行 |
14.6 |
2万円 |
281回 |
215万1,122円 |
みずほ銀行 |
12.0% |
2万円 |
110回 |
150万8,860円 |
りそな銀行 |
11.5% |
2万円 |
108回 |
147万4,372円 |
楽天銀行 |
14.5% |
1万5,000円 |
291回 |
235万7,620円 |
イオン銀行 |
13.8% |
1万5,000円 |
241回 |
208万134円 |
ソニー銀行 |
9.8% |
1万2,000円 |
300回 |
202万9,628円 |
オリックス銀行 |
14.8% |
2万円 |
148回 |
178万2,028円 |
住信SBIネット銀行 |
14.79% |
1万5,000円 |
493回 |
376万4,737円 |
銀行の返済回数が飛躍的に多いのは、借入残高に応じて最低返済額が減るからです。
三菱UFJ銀行のバンクイックでは借入残高が100万円のときに最低返済額は毎月2万円ですが、以後残高が減るごとに1万8000円、1万6000円と減額されていきます。そのため、最低返済額だけ返済すると回数は増えますし、総支払額も増えます。
借り換え先のカードローンの選び方
金利の低いカードローンを選ぶ
カードローンの借り換え、またはおまとめローンを選ぶ際に注意したいのは、そのローンが「借り換え」「おまとめ」に対応しているかどうかをチェックすることです。
「お金をどこから借りようとユーザーの勝手ではないか」と考えがちですが、意外にそうではありません。
金融機関はおまとめや借り換えに関しては微妙な反応になります。おまとめ・借り換えを検討しているということは、そのユーザーは返済に困っている可能性があり、貸し倒れリスクのある人だからです。
そのため、大々的に「おまとめに使えます」「借り換えローンとして便利」と公式サイトに記載していない金融機関も数多くあります。
借り換え先を選ぶ際には、金利が低くなるようにしましょう。金利が低くなれば、その分審査は厳しくなる傾向がありますが、審査を受けて個人情報を渡す以上は、それに見合ったものを受け取る必要があるでしょう。
借入限度額によって金利は多少の違いはありますが、銀行のカードローンは借入限度額が100万円以下のときには12%から15%程度です。
消費者金融業者は通常の場合、借入限度額100万円のときには15%を適用することがほとんどですが、おまとめローンとして申し込みをすると、多少融通してくれることがあります。
おまとめローンは申し込みして審査に通過しても、利用するかどうかは申込者の都合で決めて良いことになっています。審査を受けて適用金利を通知されてから利用するかどうか決めてもいいでしょう。
最低返済額・返済回数をチェック
借り換えローンで重要なのは、審査に通ることを別にすれば最低返済額と返済回数です。消費者金融業者の提供するおまとめローン以外のローンでは、通常は借りた額に対して何回で返済できるのか明示することはありません。
金融機関としては、なるべく長く借りてもらって利息をたくさん支払ってもらったほうがいいからです。
最低返済額は「最後の借入残高で指定されたものが最後まで変わらない」ものと「残高が減るごとに減る」ものがあります。最低返済額が低ければ、その分借入期間は延びますし、返済額も多くなります。
最低返済額 | 返済回数 | |
---|---|---|
三井住友銀行 | 1万5,000円 | 111回 |
みずほ銀行 | 2万円 | 73回 |
みずほ銀行のほうが最低返済額は高いですが、それだけ返済回数が少なく済みます。借入残高に応じて最低返済額は減額されるため、それに合わせて返済しているともっと長くなります。
最低返済額と返済回数はシミュレーションしてみないと理解するのは困難です。銀行や消費者金融業者が公式サイトにシミュレーションするページを設けていますので、利用してみましょう。
選んではいけないのは?
借り換えする先のカードローンを選ぶときに注意したいのは、現在利用中のローンの金利よりも低いか、ほぼ変わらないものを選ぶということです。
最低返済額や返済期間、無利息サービスなどに目を奪われがちですが、金利が高くなっては借り換えの効果はなくなってしまいます。
2社以上の複数のローンをまとめたら借入額が100万円以上になるのであれば、ほとんどのケースで金利は下がるでしょう。法定金利では、借入額100万円未満では18%、100万円超では15%と定められているからです。
感じ方に個人差はありますが、金利は3%以上変わると支払う利息の違いが実感できます。1%程度であれば、実感もできませんし、借り換えする意味もあまりないでしょう。
また、最低返済額が低すぎるのも問題です。最低返済額は低ければ良いというものではなく、あくまで完済までにどのくらいの回数支払うのかというのが重要です。
最低返済額が低くても、それ以上を返済すれば最終的な返済額も減りますが、そういっった金銭管理に自信がないという人もたくさんいます。こういう場合には逆に最低返済額が高い業者・銀行を選びましょう。
信用金庫も検討しよう
銀行や消費者金融業者のカードローン以外にも、おすすめできる借り換えローンとして信用金庫や信用組合があります。こういった公的な金融機関は全国各地に設置されており、ある程度の条件はありますが、働いている人なら誰もが利用できるように取り計らっています。
一般的に、銀行は金利が低く審査が厳しい、消費者金融業者は逆に金利が高く審査に柔軟性があるとされていますが、信用金庫は非常な低金利で審査にも柔軟性があります。
ただし、審査にはおよそ1週間以上と長い時間がかかります。申し込み条件も各信用金庫ごとに若干の違いがあり、利用しにくいことは確かです。とはいっても、「お金を借りる」といった場合に銀行か消費者金融業者の二者択一ではないことは知っておいて損はないでしょう。
- 申込時の年齢が満20歳以上、完済時年齢満76歳未満
- 安定継続した収入がある
- 保証会社の保証を受けられる
- 千葉信用金庫の会員になる
信用金庫の会員になるには、様々な方法があります。各金庫で微妙な違いがあるため、地域の信用金庫のホームページをみてみましょう。
おすすめの借り換え先は?
アイフルのおまとめローン
複数の業者や銀行から借入していて、返済が厳しいというとき借り換えローンの検討が視野に入ってきます。このとき心配になるのが審査でしょう。銀行は確かに低金利ですが、複数の借入をまとめるとなると審査は慎重になります。
実際に審査通過率は低いと言われており、せっかくの手間が無駄になってしまうこともあります。借り換えローンでは審査通過が第一目標という人も多いでしょう。
借入額が合計で100万円になる複数の借入をまとめれば確実に金利は15%以内になるので、金利よりも審査に通ることを重視するというのは借入先を選ぶ姿勢として正しいと言えるでしょう。
こういうケースでは、消費者金融業者の借り換えローン・おまとめローンがおすすめです。消費者金融は審査の迅速さと柔軟さという点では銀行よりもずっと優れており、審査に通りやすくなっています。
たとえば、アイフルのおまとめローンは100万円以上の大口の融資でも審査に通る可能性は高いですし、申し込みから融資までの時間も銀行よりも短く済みます。銀行のカードローンからクレジットカードのリボ払いまでおまとめの対象としています。
アイフルのおまとめローンには
- 「おまとめMAX」
- 「かりかえMAX」
の2種類があります。おまとめMAXはアイフルの元からのユーザー向け、かりかえMAXは初めてアイフルを利用する人向けという違いがあります。
金利 | 2.0%~17.5% |
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限度額 | 800万円まで |
ローンタイプ | 証書貸付(追加融資不可) |
返済回数 | 最長120回 |
審査スピード | 最短即日 |
融資まで | 最短即日 |
アイフルのおまとめローンのメリット
アイフルのおまとめMAX・かりかえMAXには様々なメリットがあります。
総量規制の対象外
通常の消費者金融業者のカードローンでは年収の3分の1以上を借りることができませんが、このローンはその対象外として年収の3分の1を超える額を借りられます。
銀行カードローン・ショッピングリボ等のおまとめ可
消費者金融業者にも、おまとめローン・借り換えローンを提供している業者は数多くありますが、通常は貸金業者、つまり消費者金融業者とクレジットカードのキャッシング枠しかまとめることができません。
アイフルは銀行のカードローンでも、ショッピング枠でもおまとめの対象としています。
追加融資不可
追加で借りることができないというのは、デメリットにはなりません。証書貸付というタイプのローンは、金融機関にとってはリスクが比較的低いので大きな契約を結びやすいローンです。また、追加で借りられないので、借金癖を治すにも良い方法です。
アイフルへの申込方法
アイフルだけでなく、消費者金融業者でおまとめローン・借り換えローンを申し込むときには、「この申し込みは通常のローンではなく、おまとめです」と申込者が申告する必要があります。そのため、間違いがないように無人契約機では契約できないケースが多くあります。
アイフルでおまとめローンを申し込むときにも、新規で契約する際には自分から申告する必要があります。
申し込みの流れ
おすすめなのはインターネット契約です。手軽ですし、契約書にいちいち手書きで申し込む必要もなく手間がかかりません。
- インターネット申込
- 携帯電話へ申し込みの確認
このタイミングで「おまとめローンへの申し込みです」と申告しましょう。アイフルはおまとめローン専用ダイヤルもありますので、ここへ直接自分から連絡してもいいでしょう。フリーダイヤルですので電話料金はかかりません。
聞き取り審査
おまとめローン独特の審査として、借入の現状についてヒアリングされる審査が行われます。現在の借入について、曖昧ではなく正確に把握しておいて、できれば明細書などを揃えて話すようにしましょう。
メールで仮審査結果通知
ここのタイミングで在籍確認も実施されます。職場にアイフルの担当者が電話で連絡して、勤務している実態があるかどうかを調べます。おまとめローンは仮審査でほとんどの審査は終わります。本審査は最後の確認として実施されます。
インターネットから必要書類を提出
メールで本審査結果通知
既存の借入先への支払いは申込者自身が行うこともあれば、アイフルが代行することもあります。おまとめローンの審査は通常のローンの審査よりも時間がかかります。2日から3日程度は見込んでおきましょう。
銀行のカードローンは?
銀行のカードローンで借り換えするというのも、方法のひとつです。ただ、近年では審査が厳しくなっている傾向があるため検討は慎重にしましょう。消費者金融業者には貸金業法が適用されます。アイフルの借り換えローンも、この貸金業法に沿った商品設計がされています。
一方、銀行には銀行法という違う法律が適用されます。そのため、貸金業法に規定されている総量規制は適用されません。そのため、年収の3分の1を超える額を借入することが可能です。
ところが、近年では銀行は過剰に貸付を行っていると金融庁から指摘を受けており、審査が厳格化する方向になっています。金融庁は、銀行のカードローンに総量規制に準じた基準を自主規制として設けることや、保証会社に審査を丸投げしていた審査体制を見直して、自行で厳しく審査するように求めました。
金融庁から指摘を受ける以前の2016年頃までは、銀行が盛んに「おまとめにも使えます」とカードローンの広告でうたっていましたが、現在ではすっかり鳴りを潜めています。
従来は銀行は保証会社に審査を丸投げしてずさんな審査を行っていたため、現在は大々的におまとめローンに使えることを控えなければならなくなっています。審査も消費者金融業者に比べると厳しいものになっています。
まとめ
カードローンの借り換えでは、金利の低いところに乗り換えるというのが基本です。ただ、金利が低いからといって返済回数が多くなれば総返済額も増えるので返済は計画的に行いましょう。