送金方法|その方法や費用は?
お金を送る方法には様々な方法が有りますが、中には違法と知らずに送っている方もおられます。お金を送る方法や、どんな場合に違法になるのかを調べてみました。
≪目次≫
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お金を送る方法
郵送で送る方法として
- 現金書留
- 普通為替
- 定額小為替
などがあり、それぞれに利用料金に違いが有ります。
また、銀行振り込みの場合は、銀行それぞれで手数料が違ってきますが、最近ではオンラインバンキングを利用する方も増え、ATM窓口や店舗窓口で並ぶ必要がないので会社の支払いなどもインターネットバンキングを利用する会社も増えています。
郵便局からお金を送る
書留には
- 「一般書留」
- 「簡易書留」
がありますが、現金を贈る時は「現金書留」になります。
現金書留
郵便局からお金を送る方法は、現金書留があります。現金書留は一般書留の一種(現金を内容物とする書留)で、郵便局で現金送付専用封筒(21円)を購入して、その中に現金を入れて封をし(封をする際に印鑑が必要)、郵便局の窓口で手続きを行えば送って貰えます。
ただし、現金書留は430円の手数料が必要になります。
普通為替
普通為替はゆうちょ銀行または郵便局の貯金窓口で申し込み出来ます。指定できる金額は11円~500万円までで、手数料は5万円未満なら430円、5万円以上になれば650円の手数料が必要になります。1枚あたりの手数料ですので複数枚発行する場合は×枚数分になります。
たとえば千円を1枚発行すれば1,000円+430円で1,430円が必要です。7万円を2枚発行すれば7万x2と650円2枚分の合計で141,300円になります。
受け取ったら普通為替証書の「指定受取人欄(なまえ)」に受取人の名前を書きます。普通為替金受領証書は再発行する時に必要になるので保管しておきましょう。
発送方法
普通為替は封筒に入れ送ることが可能で、現金ではないので現金書留で送る必要はありませんが、確実に届けたいのなら簡易書留をおすすめします。
お金に換える時は
送られてきた普通為替をゆうちょ銀行または郵便局の貯金窓口に持っていきます。表面の中央部に住所と名前の記載欄があるのでそれぞれに記入します。指定受取人に記載がある場合や本人確認が必要な場合は、公的書類(運転免許証など)で本人確認を行います。
有効期間は発行日から6か月となっているので、その期間内に換金する必要が有ります。
定額小為替(定額小為替証書)
購入方法
ゆうちょ銀行または郵便局の貯金窓口で申し込みます。発行している金額は12種類あり、50円、100円、150円、200円、250円、300円、350円、400円、450円、500円、750円、1000円の12種類の定額小為替証書が発行されるので、所定の受取人欄に受取人の名前を記入して受取人に送ります。
手数料は1枚につき100円必要になるので、枚数分×100円が手数料になります。
たとえば、400円を3枚発行すれば400×3と100円が3枚分の合計1,500円が必要です。
発送方法
封筒に入れて送る事が可能です。現金ではないので現金書留にする必要はありませんが、普通為替と同じく、確実に相手に届けたいのなら簡易書留が確実です。
換金方法
換金方法は普通為替と同じです。
口座振り込みでお金を送る
振込みの方法は、大きくわけて3種類有ります。
- 自分の銀行口座から、相手の口座へ振り込む(口座間振込)場合
- 現金を、相手口座に振り込む(現金振込)場合
- オンラインバンキングで振り込む方法
が有ります。振込手数料は口座間振込の方が若干割安ですが、銀行の店舗窓口やATMでの手続きの違いで振込手数料は変わってきます。
銀行窓口から振込する
銀行窓口での振込は、3通りの方法の中で一番手数料が高くなります。受付時間は対応時間である開店(午前9時)から午後3時までに限られますが、銀行によっては午後2時を過ぎると翌日扱いになる銀行もあるので取扱時間に注意が必要です。
現金振込をする場合、10万円超える場合は「身分証」が必要になります。また銀行口座内から振込をする場合は「通帳・キャッシュカード」「届け出印鑑」の2つが必要になります。
その場合でも金額が高額となる場合は、本人確認のために身分証の提示や暗証番号の入力を求められる場合があります。
ATMで銀行振込
ゆうちょ銀行などは通帳でも可能ですが、ほとんどの場合キャッシュカードで振込をする事が多いです。
なお、ATMからの振込みは、窓口で振込をするよりも手数料が安く設定されているのでこちらを使った方がお得ですが、混雑している時は待ち時間が長くなる場合が有ります。
また、ATMからの振込みは「限度額」が定められている事が多いので、数100万円単位と言うような多額の振込みはATMでは対応していない事が有るので注意が必要です。
オンラインバンキングで銀行振込
3つの中では一番手数料が安く、振込手数料が無料で利用できる銀行や、一定の回数なら無料というような銀行もあります。
手数料が無料でなくても、オンラインバンキングからの手数料については窓口やATMよりも優遇されている事が多いので、コストを優先して考える人は、オンラインバンキングがおすすめです。
オンラインバンキングはATMのように並ぶ必要がないので、当日扱いと言うような指定がなければ、いつでも振込が可能です。
海外送金の仕方
海外送金は、ほとんどの銀行で手続きが出来ますが、銀行ごとに費用が違ってくるので、手数料を比較し、出来るだけ安い銀行を選ぶ必要があります。
海外送金には2種類の費用が必要です。
- ひとつは「が意外送金手数料」で、多くの場合は定額となっています。
- ふたつ目は「差額スプレッド」といい、スプレッドとは市場為替レートと海外送金レートの差額の事を言います。
そして為替レートは、秒単位で変化していますが、銀行が海外の通過を売る時は1日単位で変更し、為替レートに一定の手数料を乗せます。これが「スプレッド(差額)」になります。
海外送金をする方法は色々な方法があり、ベストな送金方法は金額や回数によって送金方法を変えることをおすすめします。
10万円以下の送金を1回だけする場合
10万円以下の送金は様々な会社がサービスを提供しています。10万円以下の場合は送金手数料だけで比較しても問題はありません。
スプレッドを低くしたい時は、郵便為替(住所宛送金・送金小切手)という方法がおすすめで、国内で小切手はなじみがあまりありませんが、海外では非常に一般的な決済方法として利用されています。
小切手には、金額と受取人が記載されており、受取人であれば、銀行へ入金すれば現金となりますが、それ以外の人は銀行へ入金することができないというものです。
10万円以下の送金を繰り返す場合
小額の送金を繰り返す場合は、PayPalを利用して送金する方法をおすすめします。特に、個人から個人へ送金する場合は、PayPalを利用すると、小額送金を繰り返す場合は、かなり手数料が抑えられます。
PayPalは、もともと海外オークションを利用した場合の、手数料をできるだけ抑えた決済手段として登場した方法で、小額の海外決済の手段として、長い歴史を持っているので、安心です。
ただし、PayPalを利用する際は、以下の3つの条件をクリアしなければなりません。
- 事前の登録が必要
- お金を受け取る側は、銀行口座を持っている事
(ちなみに送金側は、銀行口座は不要で、クレジットカード決済も可能です。)
しかし、できれば、送金側も銀行口座をPayPalへ登録した方が利便性は高くなります。 - E-Mailアカウントが必須です。
なお、PayPalは個人口座では高額の送金は出来ません。
10万円以上50万円以下の送金を1度だけ送金する場合
送金額が20万円以上になると、スプレッドの大きさを見過ごすわけにはいきません。ですから、この金額の海外送金は、送金手数料に加えて、送金レートも検討する必要があります。
お勧めの方法としては、送金手数料が一律2,000円のゴーレミットがおすすめです。しかも、送金レートは一般銀行よりも低いレートとなっています。
ただし、ゴーレミットの場合、送金先の銀行口座情報が必要となるので、渡航前に、自分の生活費を海外へ送金することが出来ないというデメリットがあり、ゴーレミットサービスは、日本に住所があることが前提なので、渡航した後は、自分で申込みをすることができなくなるので、日本の家族に申込みをしてもらうという不便なところがあります。
10万円以上 50万円以下の送金を繰り返す場合
この場合も、ゴーミレットを利用する方法もありですが、送金額を高くして送金回数を減らすという方法もあります。
50万円以上の送金の手数料を抑えるには、海外送金に特化した両替商を利用する事をおすすめします。
海外送金に特化した両替商での「送金は、スプレッドが0.3~0.4円程度になり、一般銀行のスプレッドと比べると1円以上の差になり、100万円を送金した場合は1万円以上の差が出てくるので、金額、回数によって利用の仕方を変えることをおすすめします。
「お金を送る送金方法」のまとめ
たとえば、オークションやネットショッピングの支払いなど、単純にお金を送るだけなら口座振込が便利です。しかし、入学式のお祝いや出産などのお祝い事は、現金書留がよいかもしれません。
現金書留なら、のし袋にお金を入れて送る事も可能ですし、一言メッセージを添えて送る事が出来るので、心のこもったお祝いを届ける事が出来ます。
お金を送る方法には様々な送り方が出来るので、目的によって送り方を変える事をおすすめします。