未成年でも利用できるろうきんカードローンと学生ローンを比較検証
カードローンの利用条件として、一般的に満年齢20歳以上というのが条件になっています。しかし、ろうきんカードローンや学生ローン、クレジットカードは未成年であっても申し込みが出来ます。
今回はろうきんカードローンと学生ローンの違いを比較してみました。
ろうきんカードローン特徴
ろうきんは、労働組合や生活協同組合の働く仲間が、助け合うために資金を出し合ってつくった、協同組織の金融機関です。
ろうきんには住宅ローンや教育ローン、多目的ローンなど銀行と変わらないような金融商品が用意されていて、ろうきんカードローンも金融商品のひとつで、未成年でも申し込みが出来るのはろうきんカードローン「マイプラン」になります。
「マイプラン」の基本スペック
ろうきんカードローン(マイプラン) | |
---|---|
実質年利 |
|
融資限度額 | 500万円 |
※このスペックは中央ろうきんの基本スペックです。
ろうきんは団体役員と生協会員、その他に分かれています。
・「会員組合員」とは、ろうきんに出資している労働組合などに所属されている労働者の方です。
・「生協会員」とは、ろうきんに出資している生活協同組合に所属されている労働者の方です。
・「一般労働者」とは、会員組合員、生協組合員以外の労働者で、それぞれに利用金利が違います。
申込条件
申込条件は、労金によって違いがあるので、自分の生活圏内にあるろうきんの、申込条件を確認する必要があります。
- ろうきんの事業エリア内に住んでいる、または勤めている方。
- 満18歳以上 満65歳未満の方
- 安定継続した年収(前年税込み年収)が150万円以上ある方
- 同一勤務先に1年以上勤務している方
※未成年の方は、親権者の同意が必要です。
※自営業者等の方は原則3年以上同一事業を行っていること。
※その他、当金庫の取扱基準ならびに当金庫の指定する保証協会の保証基準を満たす方
※この申込条件は中央ろうきんの申し込み条件です。
ろうきんは全国にありますが、申込条件のひとつに全国共通で「申込者が居住もしくは勤務している地域のろうきんから申し込む事」という記載があるので、自分の生活圏内にあるろうきんの「店頭」、もしくは該当エリアのろうきんの「ホームページ」から申込する必要があります。
未成年でも申し込みが可能
消費者金融や銀行のカードローンは20歳以上でなければ申し込みが出来ません。ろうきんカードローン「マイプラン」は仕事をしている人であれば、一部のろうきんですが18歳から申し込みが出来ます。
ろうきんの管轄は13のエリアに分かれていますが、その中でカードローンの申し込み条件が「18歳から」もしくは「特に年齢制限なし」となっている地域が6つあります。このことから、約半数のエリアのろうきんが「18歳から申し込みを受け付けている」ということになります。
申し込み先のろうきんが提示する「年齢」「勤続年数」「年収」などの条件を満たしていれば、多くの場合、非正規労働者でもろうきんのカードローンを利用することができます。ただし、申込条件のひとつに「年収150万円」以上となっているので、アルバイトをしている学生にとって、この条件をクリアする事は厳しいかもしれません。
ちなみに、未成年の学生が利用できるローンとして、学生ローンがあります。未成年が申込出来る学生ローンは限られていますが、学生専用のローンなので、条件設定や審査は一般カードローンより緩いと言われています。
学生ローンの特徴
学生ローンは学生向けの商品なので、一般カードローンと比べて審査は緩いと言われています。一般カードローンは「継続して安定した収入がある事」という条件をクリアする必要がありますが、学生ローンの場合は、週に数日しかアルバイトをしていなくても、融資をしてもらえます。
ただし、勤務日数が少ないために収入が少ないと、たとえ借りられたとしても、その年収の3分の1以内となるので、期待するほどのお金は借りられません。少しでも多く借りたいのであれば、年収を増やす必要があります。
学生ローンの基本スペック
学生ローンのすべてが未成年でも利用可能なわけではありません。
学生ローン | 金利(実質年利) | 金資限度額 |
---|---|---|
カレッジ | 15.0%~17.0% | 1万円~50万円 |
マルイ | 15.0%~17.0% | 1万円~50万円 |
フレッド田(DEN) | 15.0%~17.0% | 1万円~50万円 |
アイシーローン | 10.0%~20.0% | 1万円~50万円 |
などは18歳の学生でも申し込みが出来ます。「フレンド田(DEN)」のように親権者(親)の同意が必要な学生ローンもあります。
もし親にばれたく無いのであれば「フレンド田(DEN)」以外を選ぶ必要がありますが、学生ローンの中には契約書類が郵送で送られてくるところもあるので、親バレしたくない場合は、郵送物のない業者へ申し込むをする必要があります。
学生ローンの申込条件
学生ローンとは、その名の通り学生を対象としたローンのことで、原則年齢が20歳以上の大学生や短大生、専門学校生、で安定収入があれば、申し込みが出来ますが、アルバイトなどの収入がない学生は、残念ながら利用することはできません。
「安定収入」とはいくらくらいの収入があればよいのか気になりますが、基準は学生ローン業者によっても異なります。しかし、特定の職場で定期的にアルバイトをしている場合は、週5日のフルタイムで働いていなくても安定収入があると認めてもらえます。
例えば、周3日、1日4時間のアルバイトでも、同じ職場で継続して勤務していれば問題ありません。
ろうきんカードローンと学生ローンを比較
ろうきんカードローンも学生ローンも未成年でも申し込みが出来ます。
比較項目 | ろうきんカードローン | 学生ローン |
---|---|---|
金利 |
|
※未成年が借りられる学生カードローンの上限金利は17.0%が多い |
融資限度額 |
|
|
申込条件 |
|
※年齢18歳以上でも可能な学生ローンもある |
基本スペックや申し込み条件などの違いは、上記表の通りですが、その他気なる事は審査状況に違いがあります。
審査内容の違い
ろうきんカードローンの申し込み条件のひとつに「保証機関が定めた保証基準を満たしている方」という項目があります。ろうきんカードローンの審査は保証会社が行うので、ろうきんの審査と保証会社の審査を通過しなければなりません。
ろうきんは、銀行などと違って営利目的の団体ではないので、審査はどこよりも厳しいと言われています。学生ローンの場合も、同じく審査はありますが、融資限度額も少ないのでそれほど厳しくはありません。
カードローンの申し込みをすると、審査絵必ず職場へ電話を入れて在籍確認をしますが、学生ローンの場合は、アルバイト先によって夜の勤務になったり、アルバイトを掛け持ちしたりしている学生もいます。
そのため学生ローン業者は「在籍確認がとりにくい」という理由から、職場へ連絡を入れる事は少なく、本人確認の電話を自宅や携帯電話に入れる事で済ませるところが多いようです。
まとめ
未成年がお金を借りる方法として、ろうきんカードローン「マイプラン」と学生ローンを比較してみました。
ろうきんカードローン「マイプラン」は年収制限があるので、アルバイト収入で生活をしている学生が申し込むのは厳しいです。
一方、学生カードローンは審査が緩く手軽に借りられるのですが、学生専用のため、学生でなければ申込が出来ません。
未成年でお金を借りる時は、一般就労者はろうきんカードローン「マイプラン」がおすすめですし、学生が借りる時は学生ローンがおすすめです。
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