他社の借入は何社までOK?
消費者金融は1社だけでなく複数使うこともあります。3社使っているという人もいますが、どの程度まで許容されるのか不安に考えるかもしれません。
法律上は何社使っても良いはずですが、実際の審査では限界の件数が設けられています。
消費者金融は最大で何社まで借りられるか?
現在、多くの消費者金融では「自社が4件目のとき審査に通さない」というルールがあると言われていますが、その根拠はかつての3件規制に由来しています。
1997年に消費者金融連絡会という業界団体が発足しました。当時の大手5社である「武富士・アイフル・プロミス・アコム・三洋信販」が設立したもので、当時の「ほのぼのレイク」を加えた6社「TAPALS」という名称で業界の健全化を目指しました。
ここで3件規制という業界の自主的なルールを定めています。
- 消費者金融の利用は3件までとする。
- 4件目からは借入不可とする。
3件規制の存在を確認するうえでは、当時の消費者金融会社の審査担当者が執筆した論文があります。
そこには利用者の平均残高と平均貸付件数が以下のように書かれています。
「平均残高:107.4万円 平均貸付件数:2件~3件」
平均ですので、3件以上借りている利用者もいたということになります。この調査は、中小の業者から借りていた人も含んでおり、そのために3件以上借入している人もいたということになります。
3件規制はあくまで消費者金融連絡会に所属する業者だけのものであって、貸金業者すべてが守っているわけではなく、全体としては4件以上も借りる債務者もいまたことになります。
3件規制はあるものの、実際には例外的に4件目であっても融資は行われます。それぞれの借入残高が少額であるときや、何らかの理由で4件目でも融資しても問題ないとされたときなどです。
4件目の申し込みが通った事例として、アコムの公開資料が参考になります。これは新規の申込者がアコムの審査を受けるときに、その時点での借入件数ごとに、どの程度の割合で審査通過したかを示しています。
- 0件:46.8%
- 1件:24.7%
- 2件:14.9%
- 3件:8.9%
- 4件:0%
すでに他社借入が3件ある人に対して融資の契約が締結されたケースが全体の8.9%もあります。これは審査が甘いとか3件規制を守っていないなどではなく、何らかの事情があるので柔軟に対応した結果と考えられます。
アコムとしても返済されないと貸し倒れになってしまうので、返済能力のチェックは怠りなく実施していると考えられますが、それでも4件の貸金業者から借りることはまったく不可能というわけではありません。
通常は「3件までは利用できるが4件目は不可」となっていますが、「何らかの事情があれば4件目も審査に通過させる」という認識が一番正しいでしょう。
何件まで借りられるかというのも大きな問題ですが、件数に関係なく「総量規制」は貸金業者を利用する限り必ずついてまわるものですので注意しましょう。
貸金業法では、借りる側の収入や借入状況などに応じた適切な貸付条件に照らして、借りる側が返済期間以内に完済することが合理的に見込まれない貸付を禁止しています。
この「返済能力を超える貸付」にあたるかどうかを判断する基準が総量規制です。これは改正貸金業法によって定められたもので、年収の3分の1を超える場合には原則として返済能力を超えているとして禁止しています。
貸金業者とは、お金を貸し付ける業務を営んでおり、財務局または都道府県に登録している業者で、たとえば消費者金融やクレジットカード会社などが貸金業者にあたります。銀行、信用金庫、信用組合も個人向けの貸付を行っていますが、これらは貸金業者ではありません。
たとえば、年収が300万円の人がアコムから50万円、アイフルから30万円、SMBCモビットから20万円借入しているとき、新たにレイクALSAと契約しようとすると、件数に関わりなく総量規制に抵触する借入であるため、審査で否決されます。
同じ年収の人がアコムから50万円、アイフルから30万円、三菱UFJ銀行のバンクイックから20万円借りているとき、貸金業者からの借入は80万円であるため、総量規制の規定によれば貸金業者から20万円借りることができることになります。
同じ消費者金融でも、審査にはある程度の傾向があることが分かっています。実際にどのような基準を適用しているかは秘匿性の高い情報であるため、外に漏れることはありませんが、多くのネットユーザーの検証から明らかになっていることは数多くあります。
業者名 | 利用者の特徴 | 審査の傾向 |
アコム |
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プロミス |
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アイフル |
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SMBCモビット |
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アコムとプロミスは他社での借入があるかどうか、どの程度の件数を借りていて借入額がいくらかという点を重視する傾向があり、アイフルとSMBCモビットは返済能力を重視する傾向があります。
消費者金融の利用が初めてなら、アコムやプロミス、ある程度慣れているならアイフル、SMBCモビットという傾向が読み取れます。アイフルは個人属性や他社借入に問題があっても、収入がしっかりあれば審査に通過しやすいという傾向があります。
消費者金融4社以上から借りられるか
JICC発表の数字
一般的には、消費者金融は2社から3社までなら総量規制に抵触しない限り借入できる可能性がありますが、すべての業者に通用するルールというのは存在しません。
消費者金融ごとに審査の基準が異なっており、一概に何件までなら大丈夫と言うのは困難です。
消費者金融は日本信用情報機構(JICC)と呼ばれる個人信用情報機関に加盟しています。日本には3つの個人情報機関がありますが、そのうち加盟者が主に消費者金融であるのがJICCです。
JICCは「借入残高がある者の借入件数ごとの登録状況」というものを発表しています。これを見ると、貸金業者から借りている件数が何件ある人が多いのか調べることができます。
借入件数 | 登録人数 | 登録件数 | 残高金額 | 1人当り残高 | 1契約当り残高 |
1件 | 725.6万人 | 724.6万件 | 4兆4828億円 | 61.8万円 | 61.8万円 |
2件 | 214.5万人 | 483.0万件 | 2兆2112億円 | 91.6万円 | 45.8万円 |
3件 | 87.8万人 | 263.5万件 | 1兆339億円 | 117.7万円 | 39.2万円 |
4件 | 27.4万人 | 109.7万件 | 4117億円 | 150.1万円 | 37.5万円 |
5件以上 | 9.8万人 | 52.4万件 | 2425億円 | 247.6万円 | 46.3万円 |
合計 | 1092.2万人 | 1634.3万件 | 8兆3821億円 | 76.7万円 | 51.3万円 |
これを見て分かるのは、1件だけから借りている人が突出して多く、また1件当りの残高が60万円を超えているという点です。「借りるのは1件だけ、そこから50万円以上の契約を結んでいる」人が消費者金融の利用者に最も多いパターンと言えます。
また、4件以上の契約を結んでいる人が37.2万人もいて、1契約で46万円以上も借りている点も注目できます。4件の消費者金融業者と契約していて、それぞれの業者から40万円以上も借りているということになります。
総借入額は160万円を超えます。ある程度の年収があれば、4件以上の借入も可能ということが分かります。
信用情報が重視される
かなり多数の人が4件以上の業者から借りていることが事実だとしても、誰もが審査に通過するとは限りません。業者が審査で重視していることのひとつに、信用情報があります。
信用情報というと、自己破産や債務整理などといったネガティブ情報をことを指すと思われがちですが、それ以外の情報も数多く蓄積されます。申し込みすると、申し込んだという事実が記載されますし、借入や返済もすべて記録されます。
消費者金融は大手にもなると3つの信用情報機関すべてに加盟していることもあります。つまり、銀行のカードローンやクレジットカードのショッピング枠の利用、分割払いの契約といったものすべてを閲覧できる状態です。
たとえば三井住友VISAカードを利用すると、どの程度の借入になっているか、返済は滞りなく実行されているかという情報は、アコムに申し込んでもアイフルに申し込んでも分かるということです。
もし三井住友VISAカードを利用していて、返済の遅れがあったとき、プロミスに申し込みしたら審査が不利になります。
返済の遅れをどの程度の日数なら許容するかというのは、金融機関によって異なります。1日や2日程度の遅れはあまり大きな問題ではなく、すぐに返済していれば問題ありません。それ以上になると、金融機関によっては3日の遅れでも「遅延」とするというところもあります。
こういったネガティブな情報が記載されているかどうかは審査の結果を大きく左右します。逆に、クレジットカードや消費者金融を利用していて、まったく遅れたことがないというケースでは、審査のうえで有利となります。
短期間での多重申込がないこと
すでに複数の業者を利用していて、さらに別の業者に申し込むといったときに気をつけておきたいのが、短期間での多重申込をしないということです。
もし短い間に複数の業者に申し込みをすると、申し込みの事実を確認されることになります。審査する側とすると、「そんなにお金に困っているのか」「返済計画はどうなっているのか」と不安に思うでしょう。金融機関にとって、貸したお金が返ってこないのは最も避けるべき事態です。
多くの業者にいっぺんに申し込んだ人にお金を貸しても、自分のところの返済が後回しになってしまうのではないかと思うでしょう。そのため、申し込みがあったという事実だけで、審査で否決されてしまうリスクが高まります。
もし、多重申込が発覚して1件の業者から審査を否決されたら、それもまた別の業者の審査に影響を与えます。「必死になって借りようとしている人」「審査に否決されたのに、また申し込んだ人」と思われてしまい、次の審査にも通りません。
多重申込が負の連鎖となってしまう状態に陥ります。これは「申し込みブラック」という状態で、こうなると少なくとも6ヶ月はどこの審査にも通らなくなります。
申し込み確認の電話対応をしっかり
消費者金融に申し込みをすると、連絡先として登録した電話に業者から連絡が入ります。仮審査通過の後に、フリーコールにこちらから連絡するというケースもあります。
これは申し込みしたのが確かに本人であることを確認する電話ですが、それとは別に、借入を必要としている理由や仕事の内容といった質問を受けます。本人確認のために両親の名前を訊かれるというケースもあります。
この申し込み確認電話は意外に重要です。というのも、回答に矛盾があったり、嘘をついたり、態度が悪かったりといった理由で審査落ちすることがあるからです。もし、複数の業者から借入があるときには、そのことを訊かれることもあります。
「なぜまた借入をしようとしているのか」「借りた資金の使いみちは何か」といった質問をされることもあります。何件もの業者から借りている人に対しては、審査も慎重になります。そのため、ここでしっかりと受け答えする必要があります。
業者としては、借りたお金の使いみちは一応、自由とはしているものの、具体的な理由があれば審査に通しやすくなります。借入目的はギャンブルによる借金だとしても、そう言うことは危険でしょう。
投資目的も非常に危ないところです。できれば冠婚葬祭といったやむを得ないもののほうが審査担当者の心象は良くなります。
返済能力があることが最重要
消費者金融のなかには、複数の借入がある状況でも新規契約を結んでくれるところも多くあります。なかには銀行のローンを含めて年収の半分以上も債務があるのに新規契約できたというケースもあります。
こういった報告に共通するのは、「何社から借りているか」「いくら借りているか」よりも返済能力がしっかりあるという点です。消費者金融はお金を貸して、その利息の支払いを利益とする営利企業です。そのため、返済してくれるという見込みのある人なら貸付をしたいのが本音です。
たとえば、年収が350万円でプロミスから50万円、三井住友銀行から100万円、新生銀行から50万円借りている人が、アイフルで50万円の契約をもらったという事例が報告されています。
年収は350万円ですので、総量規制の面から考えて116万円までしか借りられませんが、2件の借入が銀行であったために審査に通過できたものと推測されます。
もし限度額いっぱいに借入したら200万円の債務となり、年収の50%以上も借りていることになります。
こういった状態でも審査通過できたのは、「自分に安定した収入があり、正社員として10年も勤務実績があったからだろう」と本人が解説しています。安定的に収入を得ており、今後も働いてお金を返済するという意思があれば、ある程度の無理は通ると推測できます。
この他、年収が700万円で消費者金融2社とクレジットカード会社から300万円の借入限度額があるという人が、新たに50万円で消費者金融の審査に通ったという事例も報告されています。これも、返済能力が評価されたものと推測されます。
多重債務ならおまとめローンの検討を
おまとめローンとは
「消費者金融って何社まで借りられるんだろう」と考えているということは、すでに何件かの業者から借入があって返済に困っている状態かもしれません。
「1社から借りたお金で別の業者に返済し、また借りて返済する」という状態に陥っているときには、もう多重債務です。自転車操業になっていると感じたら、「また借りればいい」と考えるのではなく、別の方法で乗り切ることを検討しましょう。
こういった状態のときに役立つのが「おまとめローン」です。これは1社から借入をして、そのお金で2社以上の借入を返済することを指しています。
50万円を2社から借りているときに、別の業者から100万円を借りて借金を解消して、それ以降は契約した1社のみに返済を行うという方法です。借入額が減るわけではありませんが、数多くのメリットがあります。
消費者金融でも、おまとめローンを提供している業者があります。消費者金融では、これを「総量規制の例外」としており、年収の3分の1を超える額でも貸して良いことになっています。
複数の業者からお金を借りている人や、借入金が高額になって返済が苦しいという人を救済することが目的のローンで、貸金業法にも例外として規定されています。
ここには、「借り手の一方的に有利になる」という規定もあります。借り手にとって一方的ということは、貸すほうに一方的に不利ということで、これは「金利の引き下げ」によって実現します。おまとめローンを利用すると、必ず金利が下がった状態で借入することが可能です。
おまとめローンの種類
消費者金融が提供しているおまとめローンには、アイフルのおまとめMAXやアコムの借り換え専用ローンなどがあります。
金利 |
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限度額 | 500万円 |
審査スピード | 最短即日 |
融資まで | 最短即日 |
その他 |
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金利 | 7.7%~18.0% |
限度額 | 300万円 |
審査スピード | 最短即日 |
融資まで | 最短即日 |
その他 |
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金利 | 6.3%~17.8% |
限度額 | 300万円 |
審査スピード | 最短即日 |
融資まで | 最短即日 |
その他 |
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この他、多くの地方銀行や都市銀行がおまとめローンを提供しています。限度額が高めの設定の銀行カードローンをおまとめローンとして使うこともできます。「おまとめローン利用可能」「借り換えローンとして利用可能」となっているローンを選択するようにしましょう。
おまとめローンのメリット
おまとめローンを利用することの最大のメリットは毎月の返済負担が軽くなることです。今まで毎月複数回の合計で4万円を超える額を返済していた人が、おまとめローンを利用して2万円程度の額で収まるようになるというケースがあります。
毎月の負担が減るだけで、生活はぐっと楽になりますし、精神的にも余裕が出てきます。いったん借入をまとめてから、落ち着いて今後の返済計画を立てるということも可能になります。
また、返済日が毎月1回で済みます。1ヶ月に3回以上の返済日が来ることと1回で済むことを比較すると、返済の管理は1回のほうが圧倒的に手間がかかりません。
おまとめローンの多くは「いったん借入したら後は返済する一方になる」というタイプのローンです。追加借入では新たに審査が必要になります。そのため、今まで借金して生活するのが当たり前になっていた人が、自分の収入だけで暮らすという習慣をつけることができるようになります。
いずれ給料が上がったり、昇進したりしたタイミングで残債を支払うということもできます。
プチおまとめという方法もある
おまとめローンは「2社以上の借入を1つにまとめる」ことです。すべての借入を1つにする必要はありません。
また、消費者金融が提供するおまとめローンは貸金業者以外のローンはまとめられないことがあり、一気にまとめることを考えずに、いったんは今ある借入の2社を1つにまとめることを検討してもいいでしょう。「プチおまとめ」という言葉で呼ばれる方法です。
たとえばすでに3社から借りていて、返済が苦しくなってきたという場合に、貸金業者2社を1社にまとめることを考えてみましょう。
メリットは、2社のうちどちらか一方は必ず完済できるという点です。借入の審査では「完済したことがある」という実績は高く評価されます。そのため今までは審査に通りにくかった高額のローンの審査にも通る可能性があります。
まずは借入額の少ないものを、どれかに一本化してみましょう。そのうえで、返済を継続させてから再びおまとめローンの審査を受けてみると、すんなりと通れることがあります。
どうしても借りられない場合はどうする?
消費者金融からすでに4社以上も借入していて、どこの審査にも通らなくなってしまう状態になることもあるでしょう。何やってもどうしても借りられない場合には、「借りる」のではなく別の方法で現金を作ることを考えてみましょう。
最も手軽でスピードも早いのが質屋です。質屋のメリットは「審査がない」という点です。ある程度の価値のある品物を質屋に預けることで、相応の金額を借りるというのが質屋です。つまり、担保になるものがあるので、消費者金融や銀行で実施されるような審査はありません。
ただ、本人確認のために身分証になるものは提示する必要はありますが、消費者金融にいくら借金があろうと、たとえブラックリストに入っていようと、まったく関係ありません。
質屋で借りたお金は返済の義務がなく、返済の催促も督促もまったくありません。決められた期間内に返済できなければ預けた品物が質屋の所有物となって没収されるだけです。
返済義務も消えます。質屋には質屋営業法という法律が適用されるため、貸金業法も銀行法も無関係です。鑑定されるのは、利用者の返済能力ではなく質入れする品物だけで、事実上無審査です。
とはいっても、質屋を利用するには「それ相応の価値を持つ物品」を持っていなければなりません。一般的にはブランド品や時計などが質入れするものと思われていますが、実際には家具や家電、デジタル製品などを質入れすることができます。
質屋の査定価格は、品物の管理費が込みであるため、期待したほどの金額を借りられないことがあります。もし、その品物は手放して良いと思っているのであれば、思い切って売却しても良いでしょう。売却のほうが手にできるお金の額は高く出ます。
売却にはたくさんの手段がありますが、すぐにお金にしたいなら買取ショップに持っていき、ある程度の時間的な余裕があるならオークションに出すというのが一般的な方法です。買取ショップは売りたいものによって変わります。
家具を売る場合には、そういったショップに持っていったほうが良いですし、本や書籍なら書籍の買取専門店に持ち込む必要があります。近年ではネットで申し込みをして、引き取るところから無料で利用できるところも数多くあります。重たいものをわざわざ持ち込む必要はありません。
ネットでは数多くのオークションがあり、多種多様な商品が出品されています。代表的なのがヤクオフとメルカリでしょう。得意分野によって使い分けしましょう。
・当日落札を狙える。
・自分で説明文をセッティングできる。
・Tポイントが貯まるキャンペーンが実施されていることがある。
・レア物やマニア向けのものは高額取引されることがある。
・最初の手続きが面倒。
・買取が成立したら商品を自分で発送する必要がある。
・物によってはまったく落札されないことがある。
・スマホから簡単に操作できる。
・利用の仕方が簡単。
・金銭はメルカリが管理しているのでトラブルを防止できる。
・価格設定を自由にできる。
・コメントが来たら対応する必要がある。
・落札されたら自分で梱包・発送しなければならない。
・値下げ交渉をされることがある。
バンドルカードを使う
スマートフォンのアプリに「バンドルカード」というものがあります。これはSuicaやPasmoのようなプリペイドカードのひとつで、基本的には前払いによってチャージして品物の購入などに使うものです。
アプリ上で作れるVISA対応のプリペイドカードですが、「後払いに対応している」という珍しい特徴があります。「ポチッとチャージ」というシステムで、これを使うと審査なしで現金を作ることが可能です。
バンドルカードをダウンロードして、「ポチッとチャージ」をすると後払いで最大2万円をチャージすることができます。支払いは翌月の月末で、それまでの間にお金を用意しておけば問題ありません。チャージしたお金が使えるのはVISAの加盟店に限ります。
そこで、VISAが使えるAmazonでギフト券を購入して、それを金券ショップに売却するという手順を踏むことで現金化できます。クレジットカードの現金化に近い方法です。
クレカの場合には規約で現金化を禁止していますが、バンドルカードにはそういった現金化を禁止する文言はありません。その代わり、金券ショップの儲け分を差し引いて、2万円のポチッとチャージで手にできるのは最大でも1万8000円程度です。
ローンではないので、誰でもすぐに無審査で合法的にお金を手にできます。チャージには手数料もかかりますが、手軽にできるので少額のお金を急いで手にしたいという人は検討してみる価値はあるでしょう。
現金化アプリを使う
バンドルカード以外にも、現金化アプリは数多く存在します。代表的なのが「CASH」「アリススタイル」「グノシー」です。
CASH
CASHは、アプリを使った質入れと考えると分かりやすいでしょう。アプリをインストールしてSMSで本人確認を行うと使用可能になります。査定するには、CASHのアプリ上でブランドやカテゴリなどを登録して、査定したい品物の撮影をします。
撮影して送信すると、査定結果が数秒で表示されます。納得できたら、それをウォレットに入れて現金化します。品物の発送は、後からヤマト運輸を使って行います。アイテムは自分で梱包する必要がありますが、それ以外の手間はほとんどかかりません。
わざわざ質屋に自分で品物を持ち込む必要がないので、素早く現金を手にできます。
アリススタイル
アリススタイルもCASHと似ていますが、こちらは「売却」ではなく「貸出」です。自分が持っている品物を他人にレンタルすることで現金を手にできるというアプリです。家電や日用品などを貸してお金を稼げます。こ
れは、品物を買うことを考えているが、いったん試しに使ってから決めたいと思っている人向けのサービスです。美容に関する製品や服、ベビーグッズ、おもちゃなどを、購入を検討している人に貸し出します。
グノシー
「お小遣いサイト」と呼ばれるサービスは数多くあります。毎日のログインやゲームなどをやってポイントを稼いだり、おすすめの品物のカタログ請求でポイントがもらえたりするものです。
非常に低額しか稼げないため、暇つぶし程度にしかならないものが多いですが、そのなかでも「グノシー」が運営しているものは「稼げるサイト」として定着しつつあります。基本的にはクイズに解答して賞金を稼ぐものですが、日によっては1万円以上の賞金を獲得できることもあります。
闇金に手を出さない
いくらお金に困っているからといって、闇金には絶対に手を出さないようにしましょう。どうしても借りられないというケースでも、闇金だけは利用してはいけません。闇金は、正規の登録をしていない違法な組織で、関わると長年にわたって苦しめられます。
法定金利を超える金利
闇金は、法定金利を遥かに超える超高金利で貸付を行います。良く使われるものに「トイチ」と呼ばれるものがあります。これは「10日で1割」という意味で、10万円を借りると10日後には1万円の利息が付くというものです。
10日に10%ですから、年率に直すと365%です。法定金利の上限は20%ですので、いかに暴利が分かるでしょう。
悪質な契約方法
闇金が良く使う契約方法に白紙委任状にサインさせるというものがあります。白紙の委任状にサインさせて、闇金の都合の良い内容を記入されて、違法な条件に同意したかのような書類に書き換えられます。
いくら違法な金利を取り立てられても、自分でサインしたのだから支払えと迫ってきます。
悪質な取り立て
闇金は取り立てにおいても、法律を守りません。そもそも違法な存在なので法律は関係なく貸付して取り立てします。借金は本人にのみ属するもので、他人は無関係のはずですが、闇金はその人の家族や実家、会社にまで押しかけて取り立てを行います。
いったん関わりを持つと、周囲の人にも迷惑を及ぼします。
まとめ
消費者金融の利用件数は、基本的に3社が限界です。4社目からは何かしらの条件が揃わないと困難でしょう。
もし、どこからも借りられないという状態になったら、おまとめローンの利用などを検討しましょう。
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