学生ローンでお金を借りた時の返済方法は?

学生ローンでお金を借りた時の返済方法を解説

 

学生ローンは、中小消費者金融が取り扱っている、学生専門のローンなので、大学や短大、専門学校の学生であれば手軽にお金を借りる事が出来ます。

 

お金を借りると、翌月から返済が始まりますが、学生ローンの返済方法は限られており、大手消費者金融のように様々な方法から選べるという事はありません。

 

学生ローンの返済方法や返済方式などについて紹介します。

 

 

学生ローンの返済方法

学生ローンの返済方法は、一般のカードローンのように数ある返済方法の中から選ぶというものではありません。

 

基本は銀行振込

学生ローンの貸付方法は、証書貸付になるので、ほとんどの学生ローンは大手消費者金融のようにカードローンが発行されないので、提携コンビニATMは出来ませんが、中には「カレッジ」のように、セブン銀行ATMが利用できるという学生ローンもあります。

 

また、口座振替で返済できる業者もほとんどないので、返済方法としては店頭での返済や現金書留での返済も可能ですが、基本的には銀行振り込みでの返済になります。

 

銀行振り込みは、業者の指定口座へお金を振り込む方法で、返済日は業者が指定した日にちだけというところもありますが、利用者が都合の良い日にちを指定できるところも多いです。

 

毎月10日、20日、15日など、自分の都合の良い日を選ぶことができます。ただし、土日は銀行が業務は休みなので、返済日が土日祝日になっている時は、その前の平日に振り込み手続をする必要があります。

 

手数料無料で振込する方法

銀行振込で返済する場合、振込手数料が必要になります。返済期間が長くなると、それだけ手数料を多く支払わなければならないので、見えない金利を支払っているのと同じことになります。

 

そこで、振込手数料を無料で利用出来れば、無駄な経費をしはらう事はありません。

 

同一銀行に口座を作る

同一銀行内の振込はほとんどの場合、手数料が無料になるので、お金を借りる時は、支払い口座と同じ銀行に口座を作り、そこから振り込みすれば、手数料は無料になります。

 

振込手数料が無料の銀行を利用する

銀行口座には、振込回数の制限がありますが、振込手数料が無料の銀行があります。

 

たとえば、住信SBIネット銀行やソニー銀行、新生銀行なら月1回他行宛へ無料で振込する事が出来ます。手数料を無料で利用できる、これらの銀行に口座を作るのもひとつの方法です。

 

「自由返済方式」と「借入残高リボルビング方式」の違い

大手消費者金融の返済方式は「借入残高リボルビング方式」ですが、学生ローンの返済方式はほとんどが自由返済方式となっています。

 

借入残高リボルビング方式

多くのカードローンで採用している返済方式で、お金を借りると翌月から返済が始まります。借入残高リボルビング方式は、直前の借入残高によって、返済額が決まる方法です。

 

例えば、借入残高が15万円の時の最低返済額を5,000円とします。その後、返済を続け、借入残高が10万円を切った時点で、自動的に最低返済額が3,000円に減少にするという返済方式です。

 

一般カードローンの場合、借り入れ限度額が決まれば、その範囲内なら何度でも借り入れや返済が出来るので、返済日直前の残高によって返済額が決まるという方式になっています。

 

自由返済方式

自由返済方式は、その名の通り返済金額を自由に決められるという方式です。毎月返済は最低でも利息分の支払いでもよいという方式で、お金がない時は利息分だけを支払い、余裕がある月は余分目に返済するというように、自分の生活に合わせた返済が出来ます。

 

学生の場合は、テストが多い期末の時期はアルバイトの時間が短くなるので利息だけを返し、長期休みにまとめて元金返済するという事も出来ます。アルバイトがメインの収入になっている学生にとって、体調を崩して長期間アルバイトを休まなければならないというような、不測の事態になっても対応しやすい返済方法です。

 

返済期間はいつまで?

学生ローンの自由返済方式は、最低でも利息だけを支払えばよいという事になっていますが、「返済期間はいつまで」という決まりはないのでしょうか?

 

学生ローンの返済期間はほとんどのところが最長5年(60回)となっています。

 

学生ローン 金利(実質年利) 金資限度額 返済回数
フレッド田(DEN) 15.0%~17.0% 1万円~50万円 5年(60回)
アミーゴ 14.40%~16.8% 3万円~50万円 5年(60回)
キャンパス 14.40%~16.8% 1万円~50万円 5年(60回)
カレッジ 15.0%~17.0% 1万円~50万円 5年(60回)

 

 

返済期間は卒業後でも可能

たとえば、卒業旅行や就職活動費を学生ローンで借りた場合、その返済を卒業前に全額返済する事は到底できません。学生ローンの業者側も「卒業までに必ず返済しなければならない」と決めている業者はまずありません。

 

学生ローンは、学校生活の中でお金が必要な場合に、それをクリアするためにあります。ですから、基本的に借りる時に学生なら、返済は卒業後になってもよい事になっています。

 

学生ローンの業者としても、収入が安定した社会人となった元学生と長く付き合いを続けたいと思っているので、信頼関係をそのまま残し、社会人になっても返済は可能としています。ただ、返済期間が5年もしくは60回となっているので、60回目の返済には、残っている元金返済と利息を一括返済しなければなりません。

 

返済を伸ばす事が可能であれば問題はありませんが、いずれにしても返済期間が長くなればなるほど無駄な利息を支払わなければならないので、少しでも早く完済することをおすすめします。

 

まとめ

キャッシングは、「お金を借りる」という事なので、利用しなくてもよいのなら、出来るだけ利用しないに越したことはありません。

 

ただ、キャッシングは自分の収入状況に見合った正しい使い方をすれば、自分の生活を豊かにしてくれる便利なツールです。

 

どうしても借りなければならない時は必要最低限のお金だけを借り、出来るだけ早く完済するという使い方をするという心がけが大切です。

 


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