消費者金融でお金を借りる4つのデメリットとデメリットとその解決法
消費者金融は昔と比べてとてもクリーンなイメージに生まれ変わりました。消費者金融でお金を借りる人は多くなりましたが、お金を借りることに抵抗を感じている人も一定数いることは間違いありません。
確かに消費者金融にはデメリットが存在します。しかしデメリットを理解して、そのデメリットを感じないようにする借入方法も存在します。
ここでは消費者金融のデメリットをメリットに変えるような借入方法について見ていきたいと思います。
消費者金融でお金を借りる4つのデメリット
- 金利が高い
- 借り過ぎてしまう危険性が
- 住宅ローン審査に影響がある
- イメージがまだまだ悪い
消費者金融でお金を借りるデメリットには、上記4つが挙げられます。ではそれぞれ解説していきましょう。
①金利が高い
消費者金融の上限金利はおおむね18%となっています。しかし銀行系カードローンで借り入れをした場合には上限金利がおおむね14%前後となっています。
この4%の金利の違いは、金額や借入期間が大きくなってくるほど、利息の負担がどんどんと重くなっていきます。そのため小口での借入や短期間での借入でなければ、利息負担を考えた場合に大きなデメリットといえるでしょう。
ただし消費者金融では無利息期間が設けられているので、短期間で上手く返済できるのであれば銀行よりも利息負担が少なくて借り入れすることも可能です。
②借り過ぎてしまう危険性が
消費者金融の借入申し込みはわざわざ店舗に行く必要はなく、電話連絡をする必要もありません。今ではインターネットで完結する申し込み方法まで存在します。
しかもローンカードがあればコンビニ ATMで借入することも出来ますし、振込融資をしてもらえれば所有している銀行口座からすぐに引き落としすることも可能です。ある意味その手軽さが、借りすぎてしまうことにもつながってしまいます。
返済金額も低額に設定することもできますから、大きな金額を借りていたとしてもその実感がわかないのです。
③住宅ローン審査に影響がある
消費者金融の借入は、住宅ローン審査の影響を受けてしまいます。住宅ローン審査においては返済負担率が考慮されることになります。返済負担率とは年収にかかる返済の割合のことをいいます。
一般の銀行の住宅ローン審査の場合返済負担率がおおむね25%以下でないと審査に通らないといわれています。つまり消費者金融の借入がある場合、返済負担率に影響を受けてしまいますから、どうしても住宅ローン審査に影響を受けてしまうのです。
④イメージがまだまだ悪い
消費者金融でお金を借りているということは、なかなか人にいえることではありません。お金を借りるという行為自体は、銀行やクレジットカードにおいても同じことです。しかしまだまだ消費者金融自体のイメージが良くないといえます。
そのため消費者金融の無人契約機においては誰かに見られてしまうかもしれないという理由で、敬遠している人も多いのです。
昔の消費者金融はかなり金利が高く、取り立てもかなり厳しいものでありました。まだまだそのイメージが拭えていないといえるでしょう。
消費者金融を利用している人だけが知っている5つのメリット
- 借入している人は意外に多い
- 厳しい取り立てはなく安心できるよう工夫されている
- 審査や融資までのスピードが断然早い
- 意外に家族や職場にはバレない
- 短期間なら銀行よりもお得に
消費者金融にはデメリットがあるとはいえ、利用している人からすると銀行よりもはるかにメリットを感じているものなのです。
ここに5つのメリットを挙げてみましたが順番に詳しく見ていきましょう。
①借入している人は意外に多い
日本信用情報機構(JICC)が調査したデータによると、わが国では1000万人程度の人が現在、消費者金融やクレジットカード会社から借金していることが分かります。
つまり成人の9人に1人くらいは、銀行系以外の貸金業者でお金を借りている実態があります。このデータは住宅ローンや銀行カードローンは含まれていません。
意外に借金している人が多いと思いませんか?
②厳しい取り立てはなく安心できるよう工夫されている
今は昔、消費者金融が街金・サラ金といわれていた頃は、金利は高く、取り立てが厳しい金融会社でした。2006年に貸金業法が改正され、上限金利が20%に引き下げられたのを皮切りに、消費者金融のイメージはクリーンなものに変わりました。
貸金業法は金利だけではなく取り立ての規制も厳しくしたのです。それまで行われていた、脅して取り立てをするようなことは、出来なくなりました。さらに総量規制によって年収の1/3を超えて借り入れすることもできなくなりました。
そのような取り組みによって、安心してお金を借りるような仕組みになり、お金を借りすぎることもなくなったのです。
③審査や融資までのスピードが断然早い
消費者金融 |
審査スピード |
融資スピード |
---|---|---|
プロミス |
最短30分 |
手続き完了後 最短10秒 |
アコム |
最短30分 |
手続き完了後 最短1分 |
レイクALSA |
最短15分 |
最短1時間 |
SMBCモビット |
最短30分 |
手続き完了後 最短3分 |
アイフル |
最短30分 |
最短1時間 |
大手消費者金融の公式サイトを見ていると、「審査は最短30分」「融資まで最短1時間」などと記載されています。もちろん申し込んだ日にお金を受け取れる「即日融資」も可能ですし、自分の口座に振り込んでもらえる「即日振込」が可能な消費者金融もあります。
特に消費者金融で借入する人は小口を希望している人が多く、急な入り用でお金を借りるといった人が多いのです。そのため銀行のように審査や融資までの時間が長い場合、お金の融通をつけることができません。
速さというのは魅力のひとつだといえるでしょう。
④意外に家族や職場にはバレない
消費者金融でお金を借りてしまうと家族や職場にバレてしまうと、躊躇している人が多くいます。しかし自宅や職場に連絡するような場合には、必ず個人名で連絡し消費者金融の企業名を名乗ることは絶対にありません。
多くの場合は在籍確認において連絡することになりますが、本人が出る必要もなく、自宅や職場に本人がいることを確認できれば消費者金融はそれでいいのです。
郵便が送られてくるようなこともありませんし、仮にに送られてくるとしたら消費者金融の企業名が入っていることもありません。
⑤短期間なら銀行よりもお得に
消費者金融 | 無利息期間 |
---|---|
プロミス | 借入額すべて30日間利息0円 |
アコム | 借入額すべて30日間利息0円 |
アイフル | 借入額すべて30日間利息0円 |
レイクALSA |
|
消費者金融のデメリットとして銀行よりも金利が高いということがいえますが、消費者金融には無利息期間が設けられているために、短期間の小口融資であれば銀行よりもお得に借りることができます。
上記の表は初回限定ではありますが、30日間もしくは180日間無利息であることがわかります。短期間の小口融資であれば銀行よりも利息負担分が安くなりますから、うまく活用するととてもお得です。
消費者金融でデメリットを感じない5つの借入方法とは
- 大手消費者金融を利用する
- 必要最低限だけ借入するようにする
- 信用情報には絶対に傷つけないようきちんと返済する
- 住宅ローン利用希望なら利用は慎重に
- 無利息期間を利用してお得に借入する
消費者金融でのデメリットは先程説明した通りですが、このデメリットを感じさせない借入方法があります。
5つのポイントとしてまとめましたので詳しく見ていきましょう。
①大手消費者金融を利用する
消費者金融 | 実質年率 |
---|---|
J.Score(ジェイスコア) | 0.8%~12.0% |
プロミス | 4.5%~17.8% |
SMBCモビット | 3.0%~18.0% |
「消費者金融は金利は高い」というデメリットを感じる人におすすめの消費者金融をピックアップしました。
J.Score(ジェイスコア)はみずほ銀行とソフトバンクが提携して業務を行っている金融会社ですが、AIによる審査によって余分な経費を削減し、利率を低くすることに成功しています。即日融資も可能となっていますので、うまく活用すれば銀行よりもお得に借入することができます。
②必要最低限だけ借入するようにする
10万円だけ必要だとしても、借入限度額が20万円であれば20万円借り入れしてしまう人がいます。どうせ借りられるのであれば限度額いっぱいまで借りておこうという考えですが、これは全くお得にはなりません。
当然ながら20万円借りた利息がかかってきますし、返済にある程度の期間を有してしまうのであれば負担がどんどん重くなってしまいます。そのため借入する際には必ず必要な金額だけ借りるようにします。
③信用情報には絶対に傷つけないようきちんと返済する
消費者金融から借入した場合には、返済をきちんと行うようにして、JICCなどの個人信用情報には傷をつけないようにすべきです。
例えば延滞をしてしまうような場合には、延滞した記録が信用情報に残ってしまうのです。
そのような情報が記録されてしまった場合、新たに借入ができなくなったり、住宅ローンの審査に通らないようなことがあります。今後お金を借りたいときに何かと不自由になりますから、何とか頑張って滞ることなく返済するようにしましょう。
④住宅ローン利用希望なら利用は慎重に
住宅ローンを希望している人であれば、できることなら消費者金融を利用しない方がいいでしょう。どうしても生活に困っているというイメージを持たれてしまいますので、審査が通りにくくなってしまうことがあります。
また住宅ローン審査には返済負担率が審査の対象となりません。返済負担率とは返済にかかる返済の割合です。年収の25%を超えるような場合、住宅ローン審査にはかなり通りにくくなってしまいます。
つまり消費者金融からの借金がある場合、その残金も返済負担率に影響してしまいます。そのため住宅ローンを希望しているのであれば、事前に完済しておくか、繰り上げ返済して残金を少なくしておくようにしましょう。
⑤無利息期間を利用してお得に借入する
大手消費者金融では、無利息期間をサービスとして設けています。通常ではおおむね18%程度の金利がかかりますが、このサービスを利用すると初回限定ではありますが30日かもしくは180日間無利息でお金を借りることができます。
短期間の小口融資であれば、消費者金融の方が安くなることがわかります。
まとめ
消費者金融でお金を借りる4つのデメリットとデメリットを感じない5つの借入方法についてお伝えしました。
まとめておくと、
消費者金融でお金を借りる4つのデメリットには
- 金利が高い
- 借り過ぎてしまう危険性が
- 住宅ローン審査に影響がある
- イメージがまだまだ悪い
デメリットを感じない5つの借入方法には
- 大手消費者金融を利用する
- 必要最低限だけ借入するようにする
- 信用情報には絶対に傷つけないようきちんと返済する
- 住宅ローン利用希望なら利用は慎重に
- 無利息期間を利用してお得に借入する
があります。
消費者金融にはメリットも多くありますので、うまく利用することで銀行よりも利息負担を低くすることができますし、手軽に借りることもできるのです。
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